フェアウェル会場。白白白の集団。会服のままの人たちが多かったけど、私は会服は脱いだ。会員限定イベントに参加しておいて矛盾した話だが、私はケロちゃんに関しては会活動はしてこなかったから。最後の最後は会服ではなく、これまで応援してきた平服姿でいたかった。

フェアウェルはいろんな意味でいっぱいいっぱいで書きにくい。フェアウェル終了後、師匠kineさんサトリさんと合流したときの私の第一声は「もう無理。キャパ超えすぎ。」だったほどにいっぱいいっぱいだった。会員限定イベントについてWEB上にどこまで書いていいものかも正直迷っている。自分はムラフェアウェルのときむさぼるように「み」さんのブログを読んだというのに勝手な話だが。

順序無視して、状況も事象も心情もごちゃまぜにして箇条書き。

・これほどまでにご贔屓さんに愛してもらえるわたしたちは最高にしあわせものです。
・お客様はみっこさん・トウコちゃん・エンディー・おっちょん・子武蔵(遥奈瞳ちゃん)・子小次郎(成花まりんちゃん)のグループと、礼音君みなみちゃんの期全員のグループの二組。
・お客様とのトークは本当に楽しく、ケロちゃんがいかに愛されているか、いかに愛しているかがよく分かったけど、ひとつだけ書くとすればみなみちゃん。「ケロさんと踊れたこと、一生忘れません。死んでも忘れません。生まれ変わっても、ケロさんとデュエットダンスを踊りたいです」ありがとうありがとう。私たちも決して忘れない。あの美しいデュエットダンス。
・ムラのお茶会に出演されたピアノとサックスの姉妹デュオ、ケロちゃんの先輩の方がまたいらしていて、入場のときなどBGMとしてピアノを弾いてくださっていた。最後にはムラ茶の時の2曲、インストゥルメンタルの「Smiling」とケロちゃんの歌で「星の花」。私はムラ茶には行っていないので聞けて嬉しかった。ケロちゃん、本当に丁寧に丁寧に歌っていた。
・フェアウェルと関係ないけれど↑で思い出したのでここで書いておく。ケロちゃん入場の時のBGMがプラチナのときの「ALWAYS」だったのだが、この曲、プラチナちゃんの一人である里麻ちゃんが先般結婚されたときに披露宴で再入場の曲として使われていたそうだ。プラチナのときにいい曲で印象に残ってて使いたかった、と言っていたと人づてだが聞いた。何だか嬉しかった。
・記憶違いかもしれないが、1月8日のトークショーについては何も触れていなかったように思う。26日の24時まで汐美真帆、その次の瞬間から新しい私、ということにこだわっているようだったから、1月8日に1日だけ汐美真帆に戻ってファンと会うことがやっぱり整理できなくなったのかも知れないなあ、などと勝手に推測。でもヘタに「では1月8日に!」みたいなこと言われるよりずっと良かった。こちらもまだ整理できてないもの。ここではきちんとお別れをしておかねば。
・泣きまくってる人が大多数。そんな我々にケロちゃん「今何時ですか?11時?皆さんそんなに泣いたら明日目が腫れてしまいますよ」などと突っ込みを入れつつ「でも、皆さんが流してくださる涙の一粒一粒が、これからの私の道を飾る真珠になります」ととてつもなくキザな発言。感動しつつ一瞬固まる会場に「クサイこと言っちゃいましたかね」と照れていた。が、最後はついにケロちゃんも泣いてしまっていた。紋付の袂から白いハンカチを出して涙をぬぐっていた。(今度はキッチンタオルじゃないのね、などとちらりと思ってしまった)
・最後の最後、みんなで掛け声をかけてお見送りした後に、「ケロちゃんが出口で一人一人を見送ってくれる」との話。みんな軽くパニック状態。さっきひとりずつメッセージカード渡したのに、もう一回そばに寄って何か言えるのか。何を言えというのだ。メッセージカードを渡すときだって、胸がつまって何もいえなくなり奇妙な沈黙を作ってしまったというのに。・・・・結果、とんでもないことを最後の最後でケロちゃんに口走ってしまい後悔。でもあそこまで切羽詰った中で出てきた言葉なのだから、それが「私が言いたかったこと」なのだろう、と無理やり自分を納得させている。自分を押し付けるようなこといってごめんなさいケロちゃん。でもケロちゃんは優しかった。全員と両手で握手してくれていた。

   ☆

ぼんやりしたまま、「み」さんとともに師匠kineさんサトリさんと合流。そう、今夜はHOTEL DOLLYに相互リンクメンバー「緑野師匠と仲間たち」が全員揃うのだ。5人なのでタクシーではなく電車で移動することにする。ただでさえ大延長のパーティだったのに、しばらく会場ロビーでくっちゃべってたせいで更に遅くなり、当ホテルの最寄り駅に着いたときちょうど駅の時計の表示が「00:01」になっていた。ああ、27日になってしまった。もう男役汐美真帆はいないんだ。終わったんだ。

   ☆

みんな疲れきっているけど折角の祭り。興奮だけで起きている感じ。大体kineさんなんて5時過ぎにチェックアウトしなきゃいけないんだ。時間は残り少ないんだ。寝てる場合じゃないでしょ。シャンパンで乾杯し、「み」さんが持ってきてくださった雪組時代のスタ小部をまとめたものを流しながら酒盛り。若かりしケロちゃんにも盛り上がったけれど、なぜか「しいちゃん」と「まちかめぐる」が映るたびに異常に盛り上がる一同(笑)。
予約録画していた昼間のCSの「汐美真帆特集」がちゃんと取れているかチェックしようとしたことに端を発して「血と砂」を見はじめてしまった。師匠も「み」さんも私も「フアン派」。だからこの場にふさわしい作品だったと結果的には思う。kineさんとサトリさんにはまっこと申し訳なかったけど。おふたりがオチてる隙に見始めてしまい、ケロ担3人が勝手に盛り上がったため、おふたりはもはや戻ってこれない状況になってしまった。ごめんなさい>kineさんサトリさん
ケロ担3人、見ながらバウ初日の話で異常に盛り上がる。あの、幻の初日。開演前のあの張り詰めた空気。舞台稽古だったのか?というほど次の日にはカットされてしまった台詞、歌が多くて。3人ともあの空間にいたんだ。
しかし「み」さんの記憶力はすごい。この場面はああだったんですよね、こんな失敗があった日がありましたよね、と、言われれば「ああ、そうだった、見た見た」という事柄を次々と口にされて。やはり愛ゆえだろうか。尊敬。そしてどの場面でも攻め受けで解説を加える師匠もある意味尊敬。私も「み」さんも腐女子じゃないから生ぬるい反応だというのにちっともへこたれないんだもん。

   ☆

5時過ぎ。kineさんがチェックアウト。
7時過ぎ。「み」さんがチェックアウト。
10時前。師匠とサトリさんがチェックアウト。

祭りが、終わった。

皆さん本当に本当にありがとう。
心から幸せな千秋楽、幸せな一ヶ月でした。



12月29日追記。
カウンタの回りの早さに少々おびえております。
あくまでも私の目から観た千秋楽の光景です。録音等しておりませんので、ご挨拶の件のように記憶違いも多いと存じます。どうぞその点ご承知おきくださいませ。

更新は1月8日までしない予定です。
皆様良いお年をお迎えくださいませ。

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