友人Kに言われました。

「贔屓は降ってくるものじゃなくて見つけ出すものよ」

・・・・・・そうだったのか。降ってくるものだと思ってたよ。

   ☆

12月26日から2ヶ月が経過しました。
退団したご贔屓を想いつづけるというのはやはり救いがない、というかつらいものがあります。未来がないのですから。
かといって新たな、特に気になる人もおらず。
ヅカファンとして「贔屓がいない」という状態は、気楽な側面もありますがやはり単純に「つまらない」なあ、としみじみ思っております。

この土日、友人K・N・Yと集まって恒例のビデオ会。彼女たちが何となくうらやましくなって「ああ、やっぱ贔屓持ちはいいなぁ。誰か降ってこないかな〜」とぼやいた私への言葉が冒頭の友人Kのせりふです。

私にとって贔屓は「降ってくるもの」(そんなつもりじゃなかったのに、ボーッと観ていた公演orビデオで突然落ちた)だったのでびっくりしました。「次は誰にしようかしら」ってみんな探すものなの?

   ☆

さて、友人K・N・Y。ただ今揃って中日「王家」にハマり中です。
KとYは千秋楽に日帰りでの名古屋行きを強行し、出待ちでkineさんに遭遇したそうで。kineさんはいいよkineさんは。ワタさんファンなんだからさ。平日に仕事休んで楽を観に行ったって、まあ、ヅカファンとしては普通の行動でしょう(一般社会に受け入れられるかどうかは知らないけど。笑)。KもYも贔屓は星組じゃ無いじゃないか〜!わざわざ仕事休んで名古屋まで行くか普通っ?!

その、中日「王家」。

行かない、と昨年9月から宣言していました。そんな度胸の持ち合わせはないと。ケロちゃんのいない、ケロちゃんが出演していた作品を、わざわざ名古屋まで行って観る勇気はありませんでした。(そんなことはありえないけど、もし東京でやってたらどうしただろう。)

今、少し後悔してます。
これを観なかったことによって、未練を断ち切る機会、現実を受け入れる機会を失ったのではないかと。

もうちょっと書いて冒頭とタイトルにつなげるつもりだったんですがまとまらないや。何となくわかってください。(ええーっ)

   ☆

ビデオ大会でみたもの。

  「ファントム(DVD)」・・・中日にハマっている面々、フィリップ瞳子ちゃんまで「娘役に見えてきた」クリスティーヌを探してる場面も「ラダメスを探してるように見える」と・・・・。君たちアタマ大丈夫かっ?!
  「THE LAST PARTY(月組版:DVD)」・・・月組版見たら宙組版も見たくなりました。誰か買わないかな〜(他力本願。)
  「中日王家ナウオン」・・・・一晩で3回見たんですけど・・・・。
  「CSこだわりアラカルト:タキシード」・・・・これもなぜか一晩で3回見たんですけど・・・・・。オちてた筈なのにアイガッチャになると起きるK!わかりやすすぎ(笑)私はショーアップショーの中詰が好き〜。
  →ここから派生して「宝塚レビュー’90」
もっとも盛り上がったのが「レビュー’90」ってどういうことでしょうか我々。昔のショーはゴージャスで楽しいわ〜。15年前のショーの歌詞を覚えてて合唱してる自分たちにもびっくり。伝説のマリコさんの「およよよよーん」で始まるけったいな扇衣装の中詰とか、ほんと楽しかった。今観ると、今で言うところの「路線」じゃない人にも見せ場が与えられてること、使われてる人たちが若いことに驚く。3番手マリコさんがまだ研8、研3の青山雪菜ちゃんが男役引き連れて歌ってたりとか。

今は今の良さがあることも十分わかってますが。懐古もまた、ヅカファンの醍醐味。(ただ単に年を食っただけか・・・)
ケロちゃんの退団発表があった、去年の9月2日。ネット上、匿名掲示板系で何度か見かけた言葉がある。

「贔屓が退団したときよりショック」

正直なところ、違和感があった。いや、まあ、惜しんでくださるのはありがたい話なんだけど(どういう立ち位置だ?)(でもヅカファンってそういうものでしょ?)(←kineさんサトリさんの一人突っ込みを真似してみました)。

贔屓の退団よりショックってのは大げさなんじゃ?って心の中で首をかしげてたんだ。だってヅカファンたるもの、贔屓の退団発表こそが最大のショックでしょう?
別にそれで腹を立てるとかそういうことではなく、単純に疑問を感じていた。

     ☆

2月10日、その疑問が解けた気がした。

     ☆

贔屓の退団発表っていうのは、常に自分の中でシミュレーションし、身構えてる部分がある。
でも、贔屓というほどではない、ただ「大好き」っていう人の場合、今の状態がずっと続くような気分になってて。
だから、衝撃度は高くなるんだ。
トップさんといった立場ではない、「ずっとそのまま」が可能なポジションにいる人の場合はなおさら。
トップさんなら、就任したとたん、いや、就任が発表されたときから任期が取りざたされてしまうから、特に贔屓じゃなくてもどこかに心構え・予想はできてる。

そっか。そういうことか。

2月10日、夕方。札幌への出張からの帰途、札幌駅から新千歳空港へ向かう電車の中で樹里ちゃん退団の知らせを受け取り、座席にへたり込みながら漠然とそんなことを考えていた。

かといって、9月2日よりもショックだったかというと、それはよくわからない。9月2日にはショックを味わう余裕もなかったという側面もあって。12月の休みの確保、11月8日は休めるのか?舞踊会っていつだっけ(結局行かれなかったけど)。チケット資金どうしよう。やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことがたくさんあったから。
ただ、9月2日よりも「驚いた」ことは確かだ。今から思えば、昨年休演しているのだし予測できない話ではなかったはずなのだが、樹里ちゃんの退団は全く想定外だった。

     ☆

樹里ちゃんは、私にとって特別な存在だ。

多分雪組「黄昏色のハーフムーン」東京公演の時だったと思う。(月組「川霧の橋」かも?)。ヅカファンになったばかりの私は入り出でカメラ小僧をしていたんだが(笑)、名前も知らない下級生に「お願いしまーす」とカメラを向けたら(ごめんなさい・・・)びっくりするほどとびっきりの笑顔が返ってきた。それが、研1で組回りしていた樹里ちゃんだった。一緒にカメ子していた友人はこの笑顔ですっかり落ちてお手紙を出し、数年後FC発足時入会メンバーとなることになったほどだ(笑)

それからずっと気になる存在だった。
大体が76期には思い入れがある。自分がヅカファンになったときの初舞台生って何となく気になりませんか?76期は純ちゃんとユウコちゃんの初舞台抜擢のせいもあって注目を浴びていたし、美しかったり実力があったり面白かったり、個性的なメンツが多く、舞台上でも目立っていたように思う。

新公で初の大役が若央ミツエ先生の役だったこともあり、ミツエちゃんみたいな、便利な実力派別格スターさんになるのかな、と思っていた。いわゆる「○番手」という風には扱われないんだろうな、(余談だが、昔は「路線」「非路線」なんていうミもフタも無い表現はしていなかったように思う。自分が初心者で知らなかっただけかな?)という感じがあり、残念にももどかしくも感じながら、でもどっか押し出しの弱いところがあるもんなぁ、仕方ないかもな、と思っていた。でも、歌とダンスの実力はもちろんのこと、飄々としつつも明るく暖かい舞台姿が大好きで、観劇時はいつも追っていた。
ぶっちゃけ、「黒い瞳」の東京公演時なんて、ケロちゃんを観ながら「この役って大劇はあやちゃんだったんだよな〜、ケロちゃんもまあ良いけど、あやちゃんで観たかったなぁ」と思っていたほどだ。ははは。ケロちゃんごめんなさい。(ちなみに前出の友人はこの頃すでにヅカからすっかり足を洗っていたが、彼女の影響で私にとっても樹里ちゃんは「あやちゃん」だった)

専科制度が発表になったとき、私はちょっとヅカファンから離れていた。年に何度かは観劇していたけど、人事情報とかには疎くなっていたし、興味も薄くなっていた。だから専科制度について新聞発表で初めて知ったとき、制度そのものには「ふーん」という感じだったのだが、「樹里咲穂が3番手になっていた」ということに衝撃をうけた。すごい、知らないうちに出世してたんだあやちゃんっ!と興奮したのをはっきり覚えている。

ケロちゃんに落ちてヅカファン完全復帰してからも、樹里ちゃんは「観劇理由となるジェンヌさん」だった。樹里ちゃんが出てるから観とかなきゃ、と観に行った公演(なんだかんだでほぼ全公演観るんですけどね。)が沢山ある。

研1からずーっと見守ってきた、と言える初めてのスターさん。緑野師匠とは別の意味で「初めての男」でした。

     ☆

私の観劇理由がどんどん減ってゆく。減る分だけ増えてくれればいいんだけど、なかなかねぇ・・・。
HDDレコーダーの修理のお話を書こうと思いつつ、出張だのなんだのでばたばたしておりました。が、修理のお話はまた今度に。

タイトルにもありますとおり、今日はとにかくkineさんにお礼を言うのだ!ですよ!

kineさん、アリスティッド・ブリュアンとポール・ギョームのSSありがとうございましたっ!
いや、メールでいただきっぱなしでちゃんとお礼も感想も言ってなかった恩知らずな私(汗)ですが本当に嬉しかったです。

  
・・・・・以下ちょっとネタバレなのでkineさんちのSSをこれから読む方はご注意・・・

  
  
っても皆さま、登場人物が男二人だからって掛け算なお話ぢゃあありませんよ、なんせワタクシこと「非腐女子の」ドリーめに捧げてくださったお話なのですから。

 
・・・・・以下すごくネタバレなのでkineさんちのSSをこれから読む方は読まないほうがよろしいかと・・・・

  
  
kineさんは優しいおかたです。

あれはタック千秋楽ツアーの日、サトリさんと3人、当ホテルで「星組クロニクル2004」を録画したものを見てまして。
「1914・愛」の映像を見ながら、私がぶつぶつぶつぶつ言ってたわけですよ。
ギョームさんについて。

初見時、プロローグ後なかなか出てこなくて、「出番少ないとは聞いたけどこれほどとは・・・」としょぼんとしていた私。
けど、やっと出てきたギョームさん、(「諸君、やっと日の目を見るときがやってきたぞ」ってかしちゃんの言葉に「そりゃこっちのセリフ」と思ったのは私だけですか?)髪型とか服装は結構私の好きな感じで、お、いいじゃん、と思って。
言ってることも、若者達を押さえるオトナの男で、いいじゃんいいじゃん、と思って。
アポリネールの救出を約束して「マツリゴトは私に任せておけ!」って、いやーん、かっこいいじゃーん、出番短くても、良い役じゃーん、大好きかも〜、と思ったんですわ。(「頼れる男」というジャンルにも弱いらしいです私。他にも色々弱いジャンルはあるけど。)

なのに。
アポリネール救出場面。
ギョームってば出てこないじゃないですか(涙)
あの・・・・「任せておけ」って言っておいて何にもしてないわけですか?・・・これじゃただの間抜けなハッタリだけの男になっちゃうんですけど・・・・全然かっこ悪いんですけど。
結局「キミ達の言葉じゃ世間は動かない!」なんてギョームに言われてた画家さんたちの運動で世間が動いて救出できた、みたいですね・・・あはは〜。あの人、何だったんでしょね〜。ちっともかっこよくないっすね〜。
いやあ、「本人が出てきてない、話題にもなってない場面のおかげで、かっこよく見えなくなる」という珍しい経験をしましたわ。

例えあの場面に出して貰えなくてもさ、何かちょっとギョームさんも役に立ったんだよ、みたいなさ、アドバイスしてくれたとか、陰で動いてくれたとかそういうことを、アポリネールなりモディリアーニなりが言ってくれるだけで、ギョームの間抜け感はかなり減っただろうと思うんだけど。

・・・・・。
っていうようなことをぶつぶつぶつぶつ言っていた私のために、優しいkineさんはわざわざSSを作って送ってくださったのです(感涙)

ほんとうに、ありがとうございました。ふかぶか。
2回目の話、もうひとつだけ。

最後の質問が「ケロさんは笑顔がとても素敵なんですが、笑顔の秘訣を教えてください、それから、もし良かったらレッスンをしてください」というものだったのだが、「笑顔がとても素敵なんですが」と言われた瞬間に「ありがとうございます☆」と「ニコッ」と音がしそうなほど満面の笑みをつくってみせるケロちゃん。かわいすぎる。しかしその一方で、「レッスンをしてください」の意味を完全に勘違いしていた。質問者は「会場の我々に、笑顔作りのレッスンをしてください」の意味で言っていたと思うんだけど、「これからもダンスとか歌のレッスンを続けてください」の意味に取ってしまったらしく「先日も行ってきましたし、今後も急にやめて体がおかしくならないように続けようと思ってます」っていうようなことを滔々と語っており、質問者はもちろんのこと司会者も誰もその間違いを突っ込む勇気はなかった(笑)

あと、こちらの見る目が変わったせいかもしれないが、やっぱりちょっとジェンヌオーラが減ってるかなあ、という気もしたり。まあそもそも私は素顔のケロちゃんはよく知らないからな。

      ☆

最後にファンの皆さんにメッセージを、と「汐美真帆ファイナルステージ」であることに十分に配慮してくださった司会者さん。本当に、名司会だった。ありがとうございました。
(メッセージそのものは、割と普通の謝辞という感じだったのであんまりよく覚えていないのです、ごめんなさい)

      ☆

エレベーターで1階へ。エレベーターを降りると化粧品売り場。「そういえばここ銀座三越だった」と素で驚く。何だかムラにでもいるような気分になっていたらしい。
裏通り、駐車場出口での出待ち。狭い歩道内、200人全員移動してきたんじゃないのか?という人数に膨れ上がる。東京会スタッフさんも勢ぞろいしており(13時の回15時の回ともスタッフとしてご覧になっていた模様)、控えめながらも仕切って(さすがにガードとギャラリーだの、会員非会員だのの区別はない状況だったので、スタッフさんも気を遣われたんだと思う)なるべくコンパクトな集団にまとめ上げてくれる。さすがだ。いつもの赤い車が横付けされて、日比谷にいるような錯覚に陥る。

ケロちゃんが三越の係員さん7・8人を従えて出てきた。白いコート。やっぱり最後は白、なのか。そこまで考えたわけじゃないかな。コートの中はよく分からなかったけど(相変わらず顔しか見てないらしい)トークショー時の服装とは異なっていたように思う。いつもどおり、にこやかにお手紙を受け取っていく。嬉しそう。楽しそう。トークショー会場で見た姿よりきれいに見えるのはなぜだろう。かわいいなあ。
後ろの人がお手紙渡しやすいように、ということなのだろうか、渡した人から順に自然としゃがんでゆく。私はお手紙も写真もなし、ただ見たいだけの人だから一番後ろのほうにいたので、おかげさまでよく見ることができた。

どう少なく見積もっても50通はあったお手紙をかかえて。みんなを見渡して。
なんだっけ。まず、「ありがとうございました」って言ってたかな。
で、車に乗るときに、残酷なジョーク。
「明日の入りはぁ〜」
みんな笑ってたけど。私も笑ったけど。みんな心は痛かっただろう。
もう、「明日の入り」は、無い。
もう無いのだということを自覚させるために、自覚するために、あえて言ったのかもしれないけど。

そして、助手席の窓を開けて「みんな、ありがと〜」と。きれいで、でもちょっと淋しそうで、泣くのを我慢していたのだろうか、というような笑顔に私には見えた。
手を振って。みんなで、手を振る。車が出てゆく。手を振り続ける。私の位置からはすぐ見えなくなっちゃったけど、ケロちゃんは道をまがるまでずっと手を振ってくれてたそうだ。

さようなら。ありがとう。
幸せだった。最後にその表情が、その笑顔が見られて良かった。

     ☆

三越の係員さんに「お疲れ様でしたっ!」と言われて皆で照れ笑い。いや、それはこっちのセリフです。ご迷惑お掛けしました。

そのまま歩道でお互いに別れを惜しむケロファンたち。泣いている人も。この人たちが一堂に会する機会も、もうないのだろう。無いと思っておかねばいけないのだろう。

師匠とサトリさんと食事をして。私の眠気が限界だったので、師匠の夜行バスまでウチでしいちゃんの新公ノバボサでも見ませんか?と誘導。私と師匠はスカステあるから、サトリさんに、新春メッセージのしいちゃんもお見せして。新公ノバボサではどうしてもまちかめぐるに話題が集中。(えーっ)だってマールやってるんだもん!いやはや、面白すぎて結局寝れませんでしたよ。しいちゃんは衣装はだけてるしさ。

師匠・サトリさんと入れ替わるように友人K・友人N・友人Yとその妹Kちゃんが到着。恒例の、ヅカ友新年会。担当違いの面々に延々とトークショーの話を語る迷惑な私。でもみんな退団者ファンには優しい。多少流しながらも(笑)一応聞いてくれて、見れてよかったね、って。

お酒が入ったらすごくすごく淋しくなって。
ケロちゃんにはもう会えないんだなあ。えーん。
で、めそめそしながらケロケロケロケロ言ってたら、「さっさと新しい贔屓をつくるべし」と諭された。そうなんだよね〜。皆ヅカファン歴10年以上のツワモノ達。贔屓を失うつらさは経験してるし、それを癒すには新しい贔屓が一番、って知ってるんだ。まあ、今の私はそんな気にはなれないけど。このメンツの中では私はもっとも「一筋タイプ」だしな。
やさしい、しかし容赦ない連中と、この夜を一緒に過ごせて、良かった。ありがと。(って連中はこのブログの存在知らないけど。こんなイタタな文章垂れ流してるの知ったら本気で唖然とされそうだ。コワイ。)

      ☆

別れはつらいし、未練たらたらだけど。
千秋楽同様、幸せな一日、幸せな空間だった。全てに、ありがとうございました。
トークショー1回目の話、続き。

千秋楽の話の中で、退団者は配りものとか挨拶まわりとかが多くて大変、という話になり、司会者さんの「退団公演って退団者のかたは大抵痩せられますものね」というような振りに対し、「体重は量ってなかったからよく分からないけど自分は別に痩せなかったように思う」という主旨の発言があって。舞台だけでもわかるくらい初日からどんどん細くなっていってたのに。そんな自覚すら持てないほど大変だったのか。ぎりぎりだったのか。涙が出そうになった。

トウコちゃんの話はどういう流れで出たんだったか。千秋楽の話かな。2回目とあわせて結果的にトウコちゃんの話中心になり、司会者さんはケロトウ推奨なのかっ?!と師匠と盛り上がったけど(そして本当にそうかもしれないけど。笑)司会者さん的には「宝塚における、同期のきずな」の話が好きなのかな、と思った。
ケロちゃんとみっこさんの、退団に当たっての一番の心配事は瞳子ちゃんとエンディーを置いていくことだったと。王家の集合日前には「ちゃんと二人で時間とか確認するんだよ」とメールした、と。すごいな。退団してなお世話焼いてるんだ。でもそんなことも段々減っていくのかな、と勝手に思ったり。

「自分を花に例えると薔薇」は、私も意外だった。薔薇か。「好きな花だから」って言ってたけど。「好きな花」と「自分を例えれば」って話は全然違うだろう。魔法使いの弟子さんのブログを読ませていただいて、なるほどなぁ、そういう薔薇ならイメージかも、とは思いますが本人はごく一般的な「お花屋さんの薔薇」をイメージしてそうだよなぁ。
それにその前の、「かすみそう、と言いたいところですが」にも、ヲトメだなぁ、とややウケ。言いたいのか、かすみそうって。かすみそうイメージの女の子への憧れ、まだあるんだ。まあムラ楽であのお花持った人だもんな。
かといって汐美真帆を例えると何の花だろう、というと私は今ひとつわからないのですが。質問者の方が問い返されて答えていた「ひまわり」もなんか違う気がしたし。カラーとか、すっとした花かなぁ、とかぼんやり考えていた。13時の回終了後師匠・サトリさんと話していて、どちらが言い出されたのか忘れたが「梅」というのが気に入った。梅って地味派手っていうか色っぽいのに清廉な感じで。

「言いたいところですが」が出てきたのはもう一箇所。これは質問コーナーじゃなかったけど「汐美真帆さんに賞をあげるとしたら?」に対して「努力賞、と言いたいところだけど、楽しかったで賞」と。何で努力賞って言ってあげないんだろう。いいじゃん努力賞。堂々と言っていいと思うんだけど。でも点数をつけるとしたら200点満点だって。

ああ、あと、生まれ変わってもタカラジェンヌになりたいか、という質問への答えがNOだった。
本当に完全燃焼したから、もういい、と。

      ☆

書いてるとキリがない。まとめるというのは難しいものですね。

      ☆

13時50分ごろだろうか、1回目終了。
こちらは場所取りからずっと立ってたのでぐったり。2回目参加者の集合時間である14時20分まで、あんまり時間ないけどデパート内の休憩所みたいなところで座って休憩。

      ☆

さあ、最後のトークショーが始まる。
整理券の番号順に並ばされ、会場内へ。会場内は自由席。なんとか見安そうな席を確保できた。床がフラットだから、前の人の座高がいちばんのポイント(笑)。

開始を待つ間、妙な緊張感が漂いつつ、でもさすがは徹夜〜始発組ばかりの会場内、相互の知り合い率が高いようで13時の回よりはざわついていたように思う。
どこからともなく「出待ちがある。お手紙も直接渡せるらしい。」という情報がまわってくる。
お手紙か。
スタッフさんに託すつもりで用意してきた人も相当数いるみたいだし、今書いてる人もいるみたい。
うーむ。お手紙は苦手。本人になんて、何を書けばいいのかよくわからない。「未練たらたらです、また会いたいです」てなことを連綿と書いてしまうのも何だかな、だし、かといって「今までありがとう、お幸せに!」的なことは千秋楽のお手紙にもメッセージカードにも書いたからもういいや、だし。みんな何書いてるんだろう、すごいなぁ。ケロちゃんお手紙読むの好きみたいだしな。うーむ。最後の最後まで私はケロちゃんの役にはたたないファンだなぁ。まあ今までずっとそうだったんだからそれでいいか。
でも出待ちは眺めさせてもらおう。トークショーという、公的な、CSのカメラも入った状況ではなく、「対ファン」な表情が最後に見られるのは、嬉しい。

      ☆

司会者さん登場。皆さんでケロさんをお呼びしましょう、とのことでちょっと嬉しい。
司会者さんの合図で声をそろえて「ケロさーん!」
千秋楽を思い起こさせるような「はーーーーーーーい」と長めのお返事をして、汐美真帆さん(元星組)が登場した。

髪型の話、服の話、形見分けの話。整理整頓の話。

その後は16年間を振り返る、ような話が中心で。正直なところ新味のある話は少なかったように思う。
音楽学校時代の話の中で「最初に誰とお話したか、覚えてますか?」という問いに対し、誰だったかは覚えていない様子のケロちゃん。そりゃアテネで受験生友だち一杯いただろうからわからないよなぁ。で、結局「それは覚えてないけど、一番仲が良かったのは安蘭けいちゃん」という話になってしまって(笑)。お琴教室の話。いつも一緒だった、と。

質問コーナーは事前に予告があったためか、結構活発だった。
「千秋楽の『トウコ!』という掛け声はその場で考えられたのですか、事前に考えられてたのですか。トウコさんはご存知だったんですか」なんていう質問も飛び出しケロトウ色が強まったり。質問者大胆だなぁ。ちなみに答えは事前に「やろうかな〜」と色々考えていたことのひとつで、まあ、やろう、と思って。みたいな感じだった。もちろんトウコちゃんには言ってなく不意打ちしたと。司会者さんが「そのときはどういうお気持ちで?」と補足質問。「16年間、ありがとう」という気持ちだったと。

・・・・すみません、2回目は明日サトリさん(録音器具保有者。2回目は師匠が預かって録音していた)に音源もらって私がテープ起こしすることになったらしいので詳細はちょっとお待ち下さい・・・・。(なのにケロトウネタだけは先にアップするあたり私も相当弟子らしくなってきたな・・・・)

ケロトウネタだけじゃ何なので。

なんかね〜「今後」についてはガードが固かったです。
「これからやってみたいことはありますか?」・・・・「なんでもやってみたいです」
「旅行先で行ってみたいところはありますか?」・・・・「どこにでも行ってみたいです、できれば世界一周したいくらい」
と、取り付く島がないという感じ。「おとめ」の「今までいただいた役全て」のような答えになってなさで。ちょっと淋しかった。
12時過ぎ、三越へ舞い戻る。
入り組んだ「宝塚展」の会場内を進み、奥のトークショー会場入り口に辿り着く。13時の回、入場はできなくても周辺にいれば声だけは聞こえるかも、あるいは入退場時のケロちゃんがちらりとでも見えれば、という思いは皆同じのようで、そこには15時の回をゲットしたはずの面々が一杯(笑)その中に師匠を発見。トークショーの会場は簡易パーティーションで区切られているだけで、マイクを使ってのトークショーだからパーティションに張り付いてれば姿は見えずとも声は楽勝で聞こえそう。良かった。12時半ごろからパーティション周りは場所取りのケロファンでいっぱいだった。師匠に「展示見ました?」と尋ねると「星組の集合写真だけ」とのこと。みんなご同様のよう。もちろん私も。まあ、それどころじゃないわな。衣装見てる場合じゃないって(笑)

一般客の通行の邪魔をしつつもパーティションに張り付いておしゃべりしていた。
そしたら。
師匠が突然すごい勢いで私の肩をつかみ、後ろを振り向かせてくれた。

ケロちゃんが、いた。

色白の域を通り越して白い肌。金髪(に見えたのは光の加減だったらしく、トークショーで見たら茶髪だった)にパーマ。青のジャケット、白のパンツ。

汐美真帆のままの、なじみの姿で。

係員の人に守られるようにしながら会場内を急ぎ足で通り過ぎてゆく。トークショー開始前に会場内の展示を一応見て回らねば、ということなのだろうか。
あっという間のことで、みんな騒ぐ余裕もなく、ただ息をのんで見つめていたという感じ。妙に静かだった。私の耳に音が入ってきてなかっただけかもしれないが。

また、会えた。姿を見られた。それだけで何だかすごく幸せだった。
皆で顔を見合わせて。会えたね。ここにいてよかったね。スカートじゃなかったね。髪黒くもしてなかったね。汐美真帆のままだったね。

とりあえず「スカートじゃないです」と「み」さんにメール。今頃、全国各地のケロファンがこの地に思いをはせているのだろう。来たくて来たくて仕方なくても来られなかった人も多いだろう。

13時の回が始まる。トークショーの内容自体はあちこちで出ているとおりだけど。

一番気になるのは、「もう会えないんですか?もう汐美真帆は消滅なんですか?」ということ。私はどう解釈していいのかよく分からなかった。
舞台に立つつもりはない、いただいたお話も全部お断りした、という話には解釈の余地は無いのだけど。
司会の方がかなり突っ込んで聞いてくださっていて、もう汐美真帆のお名前は使わないんですか、というような質問に対して、何だかよくわからない(私には、ね)答えをしていた。皆さんにお会いするようなことがもしあれば、汐美真帆の名前を使うでしょう、本名じゃ「誰それ?」となるから使わざるを得ない、みたいな。
それを「今後も我々に会うような機会をつくるつもりがある」というように解釈していいのかどうかという点が私にはよくわからなかった。そんなつもりは全くないけど、質問されたから答えてる、みたいな感じもしなくはなかった。今もその点については混乱していて気持ちも頭も整理がついていない。録音をサトリさんに聞かせてもらえばもうちょっと整理がつくかなぁ。(サトリさんへ:撮影は禁止されてたけど録音は禁止されてなかったから堂々としててもよいのでは・・・?そういうものでもないのかなあ。)

13時の回は、26日の千秋楽の話と、千秋楽以降今日まで何をしていたか、の話が中心。

26日は寝るのが遅くなったが(11時過ぎまでフェアウェルだったもんなぁ)27日はいつもどおり早起きして、9時には銀座の街を歩いていたそうだ。
動き回らないと落ち着かない、ずーっとなんやかや動いてる、と。
色々用事をすませて、片づけをして、レッスンにも行って、というのがこの10日あまりの全てらしかった。

タンス壊しの話もさることながら、タンス壊しにいたるまでの経過。
タンス処理のためにごみ処理所に回収してくれと言いに行ったら予約制だった、そこで、木でできたものなら細かくすれば一般ごみとして出せるといわれたからお兄さんと細かくした、ということらしいけど。粗大ゴミ回収が予約制ということも知らないんだなぁ。お正月に聞きに行った、と一旦言って司会者さんに「お正月はそんなところお休みでしょう」と突っ込まれいつの話だったかあやふやになったりとか、どうにも締まりがなくて。一般人への道は遠そうだなぁ。

ここに来る前に献血に行ってきたらしい。初めての献血だから沢山水分を取れ、といわれて6杯ぐらいなんか飲まされてきた、と。血について色々勉強してきたらしく「自分の体のことなのによく知らなかった」と嬉しそうに語っていて。司会者さんが半ばあきれ気味で「本当に世のため人のため、が好きなんですね〜」だの「いくら『血と砂』をやったからって」だの突っ込んでた。400のつもりが200しかダメ、といわれたのが残念そうで、「明日も献血していいですか?」と聞いたらダメ、と言われたらしい。一般人への道ははるかに遠そうだなぁ。

あとは質問コーナー。15時の回は始まる前に司会者さんに「後半質問募集するから考えておいてね」といわれたけど13時は予告なしだったから観客側もとまどったらしく、質問の出は当初あまり良くなかった。

でも「『愛』についての考え、こだわりを聞かせてください」という感じの壮大な質問が出て。
ケロちゃんもちょっと戸惑っていた様子だったが『愛とは、赦す(許す?)こと』という言葉に感銘を受けたことがあるらしく、その言葉を使ってうまいことまとめていた。

あと、「千秋楽に『幸せになります』とおっしゃっていましたが寿のご予定は?」という質問も。こういうことをズバッと聞く勇気は私にはないなぁ、と質問者を尊敬。回答はこれまでどおり、「残念ながらない」と。ここで手のひらを自分側に向けて見せる、いわゆる「婚約指輪披露ポーズ」を取っていた、と後からサトリさんに聞いた。かわいいなあ。

そして、理想の男性は「汐美真帆さんみたいな人」と。いやはや参りました。それファンでも普通痛すぎて言えないよ(笑)こういう言葉、どのくらい本気で言ってるんだろう。
っていうか結構本気なんじゃないか、と。
自分の作り上げた、汐美真帆という物語にものすごく誇りを持っていて、自分が作り上げたことは置いておいてものすごいファンなんだろうな、と思いました。この言葉に限らず、この日の色んな言葉から。
で、だからこそ、続編は書きたくないと思ってるのか?と、まあ、勝手に私の気持ちに引き寄せて考えたり。私は宝塚の汐美真帆が好き過ぎて、もし女優になるとか言われたら、応援し続けるかどうか果てしなく迷ったと思う。そういう感じで、ケロちゃんも「汐美真帆を終わりにする」ことにこだわってるんだろうか。なんて。

   ☆

・・・・・まだ1回目の途中なのにこの長さ。困った。連休中には完結させねば。
まずは私信。

魔法使いの弟子さま、ご心配お掛けしたようで恐縮です。
お気にかけていただけて嬉しかったです。

    ☆

昨日消えた分には、いわゆる「ご報告(こんなことを言ってた、こんな服装・髪型だった)」を箇条書き風に書いてたんですが。

1日経ってネット上各所巡回すると大体出揃ってますね。

なので、ご報告ではなく「私の日記」をあらためて書こうと思います。
ご報告期待してた方にはごめんなさい。
(もともと記憶力に瑕疵があるので報告には向いてないし・・・)

    ☆

2時間睡眠で4時前起床。
徹夜組が相当出ているという情報は昨夜得ていたので、当初始発で行こうと思っていたのを変更して、始発前にタクシーで行くことにしたのだ。

4時半なんていう中途半端な時間だとタクシーもあんまり流してないんだなぁ、などと妙なことに感心しつつ少々あせるが何とかつかまえ、「銀座三越まで」。

到着すると中央通り沿いにずらーっと並ぶ人々。
運転手さんびっくり仰天(笑)「何があるんですか?バーゲンかなんか?」
バーゲン。そうか。そういう時期でよかった(笑)
「ええまあ、そんな感じです。限定商品というか。」などとモゴモゴとごまかし、
「この寒いのにすごいね〜。頑張ってね」と励まされてしまった。

列に加わる。
とりあえずは100人以内に入れたようだ。希望回を見ることはできる、とひと安心。

全身に使い捨てカイロを仕込んだ上で着込みまくってきたけど、じっと待っているとやはりかなり寒い。
が、12月29日とか大晦日は雪だったことを思えば、雨でも雪でもない今日の天候・気温は僥倖。29日も大晦日も雪に慣れない東京人には寒くて寒くて、26日の千秋楽があんなにも穏やかな日だったことに心から感謝したっけ。
まあ、ケロちゃんの日ごろの行いがいいからなっ。と鼻息荒く考えたり。(自分の行いには全く自信なし)

タクシーで来る人、近くのホテルに泊まってでもいるのか徒歩で現れる人、始発組、と続々と人が増えていく。
師匠は6時に東京に着く夜行バスのはず。大丈夫だろうか。
先頭から全員が2回目希望、ということはないだろうから100番以内じゃなくても大丈夫だろうけど、それなりの人数に入らなければダメだろう。師匠はなんせあの体質だから立ち見じゃ心配だし。まあ師匠が立ち見しかゲットできなかったら私が替わればいいか、などとごちゃごちゃ考えつつ「東京着いたらとにかく急いで。すでに○○人ぐらいいる」とメールする。銀座三越の場所わからないから地図打ち出して来るって言ってたし心配。

前後の人たちとおしゃべりしつつ待つ。もちろん初対面だけどお互い何となく顔は見たことあるような(笑)。遠征組も多い。全国から結集している、という感じ。
ケロちゃんってば、なんでこんな200人限定のものを最後の仕事にしちゃったのかねぇ、こうなることは予想つくじゃないかあ、と逆恨みしたり(笑)。もちろん退団後会えるだけで幸せ、この仕事を受けてくれただけでもありがとう、なんだけど。
この、まだ暗い中ずらーっと並んでる寝袋と簡易椅子の人々をケロちゃんが見たらどう思うだろう。あなたはこんなに惜しまれて、愛されているのに。でもそんなこときっとケロちゃんはわかってる。それでも、の選択なんだろう。何度も自分に言い聞かせてきたことをまた反芻して。

6時過ぎ、師匠から電話。到着したものの最後尾がわからない、って。慌てて列を飛び出し誘導。微妙だけど何とか希望回見れるでしょう、というくらいの人数でほっとする。
この時点で列後方は地下鉄入り口から地下道へ流されており、師匠は地下でぬくぬく、私は地上で極寒、という状況になった。えーん。でも頑張る。といいつつ師匠のところへちょこちょこ暖を取りにおしゃべりしに行ったり。

師匠も書かれているとおり、人数の逓増率は5時台から6時台が激しく高く、7時すぎ到着予定のサトリさんに「急がないと200超えちゃうかもっ!」などと焦ってメールしたりしたけど始発組以降の客足の伸びは鈍かったようで、サトリさんも無事列に加わった。

空が明るくなったのは何時ごろだったか。「新しい一日が産声をあげた朝のきらめき」を思い出すけれど。冬の銀座の朝の日の光には、そして最後のケロちゃんに切羽詰った私の心には何だかちょっと合わない。やっぱりあれはあのショーの中、あの局面であのワタさんが歌うからこそのものなんだな。

それでも明るくなるとほっとする。時間つぶし用に本も持ってきていたけどその時点で前後の人たちとすっかり仲良し状態だったのでひたすらおしゃべり。千秋楽の日のこと、過去のケロちゃんのこと、これからのケロちゃんのこと。
そして、13時の回と15時の回のどちらを取るか。

当初は「絶対2回目!絶対大楽でしょ!(笑)」と思ってたけど、2回目はスカステで放送されるらしい(結局これは噂に過ぎずCSの撮影は2回とも入っていた)、とか、1回目のほうが慣れる前で、ナマなコメントが出るんじゃないか、とかスカートで来るなら1回目を見た人から聞いちゃうよりは最初の衝撃を受けたいぞ(笑)、とか色々考え出すと迷いは尽きない。徹夜組含め前方の人たちはほとんどが2回目狙いの模様、という話は聞いていたから、1回目を選べば前方席をゲットできるだろう、との読みもあったし。ああでもないこうでもない、とみんなで話し合うがなかなか結論は出ない。
でも、やっぱり、最後の表情を直接見たい、と思い、私は2回目を選ぶことにした。

8時頃、三越の係員さんから、「10時を待たずに整理券配布予定」とのアナウンス。200人、集まっちゃったんだな。日が出てもまだまだ寒かったし、早く解散できるのは本当にうれしいけど、この時間で締め切りじゃ見られない人も多いだろう。つらいなあ。
9時前、整理券配布が始まる。やはり2回目希望者ばかりのようで係員さんが驚いている様子。すみませんね、すずみんやキムちゃんのときと全然違ってびっくりしますよね、本当に特殊ケースなんです。
そうそう、銀座三越さん。朝の警備員さんによる地下誘導から始まり、整理券配布、トークショー会場整備(声だけでも聞きたくて会場周りに押し寄せる我々への対応含む)、そして出まで、すべて対応が親切で丁寧で本当にありがたかった。我々のほうが常識外れのハタ迷惑な行動をしているのに、ずっと紳士的、かつ同情的に対応してくださった。本当にありがとうございました。これからは阪急と三越と同等に利用させていただきます(笑)。

結局私と師匠は2回目、サトリさんは1回目の着席券をゲット。朝食に行くというお二人と別れ(緊張のせいかこの日はトークショー終了までほとんど何も飲み食いしなかったのだが空腹も乾きも感じなかった)、一旦家に帰る。仕込みまくったカイロを捨てて着替える。外見から入る女って師匠に書かれちゃったからな〜並び用の着膨れした格好で最後のケロちゃんに対するわけにはいかない(笑)。でも今日は私にとっては祭りじゃない。あくまでも後書き、祭りのおまけ。だからネイルアートも美容院もなし。夜は新年会の予定なのであまり書けないかも、と思い、書けるうちにと「罪つくり。」をアップ。
30分だけ仮眠を取る。却って眠気が増す。「長安」がないから睡眠時間補給できないんだよな、などと不埒なことを考えたり。
男なんだか女なんだか。
ジェンヌなんだかOGなんだか。
年齢不詳。
国籍不詳。

あらゆる意味で「はざま」にいる、という印象を受けました。

  ☆

すみませんが今日は詳細の更新は不可能です。
明日中には詳細更新します。ごめんなさい。今日はもう時間ないです。

  ☆

ていうか。
師匠の「檀ちゃんのふともも」と同じ事態に陥りました。
ええ、打ったんですけど消えたんですよ。ははは。

このサイトには直接打つのはご法度ですね。ははは。(脱力)

 

罪つくり。

2005年1月8日 宝塚
 「ケロちゃん罪つくりだなあ」

朝7時過ぎの時点で150人近く並んでる、徹夜組が20人以上いたみたい、とメールで報告したときの、「み」さんからのメールです。

ねえ。本当に。
これで最後だなんて言うから。
これじゃきっと見られない人だって出ちゃうよ。

   ☆

結局さっさと予定人数を超え、9時には整理券が配られてしまいました。
今家に戻ってきてとりあえず打ってます。
師匠も無事に着席整理券をゲットされました。

   ☆

この整理券なんですけど。

「宝塚歌劇90周年記念ファイナル 宝塚歌劇魅惑の世界展
     汐美真帆トークショー整理券」

と一番上に書いてあるんですね。

・・・・最初「ファイナル」という文字を見たとき、
「汐美真帆ファイナル」って、書いてあるのかと思って。
心臓に悪い整理券です。

が、その見間違いのほうが、現実なのでしょうか。

    ☆

罪つくりな人に、あと何時間かで、会えます。
フェアウェル会場。白白白の集団。会服のままの人たちが多かったけど、私は会服は脱いだ。会員限定イベントに参加しておいて矛盾した話だが、私はケロちゃんに関しては会活動はしてこなかったから。最後の最後は会服ではなく、これまで応援してきた平服姿でいたかった。

フェアウェルはいろんな意味でいっぱいいっぱいで書きにくい。フェアウェル終了後、師匠kineさんサトリさんと合流したときの私の第一声は「もう無理。キャパ超えすぎ。」だったほどにいっぱいいっぱいだった。会員限定イベントについてWEB上にどこまで書いていいものかも正直迷っている。自分はムラフェアウェルのときむさぼるように「み」さんのブログを読んだというのに勝手な話だが。

順序無視して、状況も事象も心情もごちゃまぜにして箇条書き。

・これほどまでにご贔屓さんに愛してもらえるわたしたちは最高にしあわせものです。
・お客様はみっこさん・トウコちゃん・エンディー・おっちょん・子武蔵(遥奈瞳ちゃん)・子小次郎(成花まりんちゃん)のグループと、礼音君みなみちゃんの期全員のグループの二組。
・お客様とのトークは本当に楽しく、ケロちゃんがいかに愛されているか、いかに愛しているかがよく分かったけど、ひとつだけ書くとすればみなみちゃん。「ケロさんと踊れたこと、一生忘れません。死んでも忘れません。生まれ変わっても、ケロさんとデュエットダンスを踊りたいです」ありがとうありがとう。私たちも決して忘れない。あの美しいデュエットダンス。
・ムラのお茶会に出演されたピアノとサックスの姉妹デュオ、ケロちゃんの先輩の方がまたいらしていて、入場のときなどBGMとしてピアノを弾いてくださっていた。最後にはムラ茶の時の2曲、インストゥルメンタルの「Smiling」とケロちゃんの歌で「星の花」。私はムラ茶には行っていないので聞けて嬉しかった。ケロちゃん、本当に丁寧に丁寧に歌っていた。
・フェアウェルと関係ないけれど↑で思い出したのでここで書いておく。ケロちゃん入場の時のBGMがプラチナのときの「ALWAYS」だったのだが、この曲、プラチナちゃんの一人である里麻ちゃんが先般結婚されたときに披露宴で再入場の曲として使われていたそうだ。プラチナのときにいい曲で印象に残ってて使いたかった、と言っていたと人づてだが聞いた。何だか嬉しかった。
・記憶違いかもしれないが、1月8日のトークショーについては何も触れていなかったように思う。26日の24時まで汐美真帆、その次の瞬間から新しい私、ということにこだわっているようだったから、1月8日に1日だけ汐美真帆に戻ってファンと会うことがやっぱり整理できなくなったのかも知れないなあ、などと勝手に推測。でもヘタに「では1月8日に!」みたいなこと言われるよりずっと良かった。こちらもまだ整理できてないもの。ここではきちんとお別れをしておかねば。
・泣きまくってる人が大多数。そんな我々にケロちゃん「今何時ですか?11時?皆さんそんなに泣いたら明日目が腫れてしまいますよ」などと突っ込みを入れつつ「でも、皆さんが流してくださる涙の一粒一粒が、これからの私の道を飾る真珠になります」ととてつもなくキザな発言。感動しつつ一瞬固まる会場に「クサイこと言っちゃいましたかね」と照れていた。が、最後はついにケロちゃんも泣いてしまっていた。紋付の袂から白いハンカチを出して涙をぬぐっていた。(今度はキッチンタオルじゃないのね、などとちらりと思ってしまった)
・最後の最後、みんなで掛け声をかけてお見送りした後に、「ケロちゃんが出口で一人一人を見送ってくれる」との話。みんな軽くパニック状態。さっきひとりずつメッセージカード渡したのに、もう一回そばに寄って何か言えるのか。何を言えというのだ。メッセージカードを渡すときだって、胸がつまって何もいえなくなり奇妙な沈黙を作ってしまったというのに。・・・・結果、とんでもないことを最後の最後でケロちゃんに口走ってしまい後悔。でもあそこまで切羽詰った中で出てきた言葉なのだから、それが「私が言いたかったこと」なのだろう、と無理やり自分を納得させている。自分を押し付けるようなこといってごめんなさいケロちゃん。でもケロちゃんは優しかった。全員と両手で握手してくれていた。

   ☆

ぼんやりしたまま、「み」さんとともに師匠kineさんサトリさんと合流。そう、今夜はHOTEL DOLLYに相互リンクメンバー「緑野師匠と仲間たち」が全員揃うのだ。5人なのでタクシーではなく電車で移動することにする。ただでさえ大延長のパーティだったのに、しばらく会場ロビーでくっちゃべってたせいで更に遅くなり、当ホテルの最寄り駅に着いたときちょうど駅の時計の表示が「00:01」になっていた。ああ、27日になってしまった。もう男役汐美真帆はいないんだ。終わったんだ。

   ☆

みんな疲れきっているけど折角の祭り。興奮だけで起きている感じ。大体kineさんなんて5時過ぎにチェックアウトしなきゃいけないんだ。時間は残り少ないんだ。寝てる場合じゃないでしょ。シャンパンで乾杯し、「み」さんが持ってきてくださった雪組時代のスタ小部をまとめたものを流しながら酒盛り。若かりしケロちゃんにも盛り上がったけれど、なぜか「しいちゃん」と「まちかめぐる」が映るたびに異常に盛り上がる一同(笑)。
予約録画していた昼間のCSの「汐美真帆特集」がちゃんと取れているかチェックしようとしたことに端を発して「血と砂」を見はじめてしまった。師匠も「み」さんも私も「フアン派」。だからこの場にふさわしい作品だったと結果的には思う。kineさんとサトリさんにはまっこと申し訳なかったけど。おふたりがオチてる隙に見始めてしまい、ケロ担3人が勝手に盛り上がったため、おふたりはもはや戻ってこれない状況になってしまった。ごめんなさい>kineさんサトリさん
ケロ担3人、見ながらバウ初日の話で異常に盛り上がる。あの、幻の初日。開演前のあの張り詰めた空気。舞台稽古だったのか?というほど次の日にはカットされてしまった台詞、歌が多くて。3人ともあの空間にいたんだ。
しかし「み」さんの記憶力はすごい。この場面はああだったんですよね、こんな失敗があった日がありましたよね、と、言われれば「ああ、そうだった、見た見た」という事柄を次々と口にされて。やはり愛ゆえだろうか。尊敬。そしてどの場面でも攻め受けで解説を加える師匠もある意味尊敬。私も「み」さんも腐女子じゃないから生ぬるい反応だというのにちっともへこたれないんだもん。

   ☆

5時過ぎ。kineさんがチェックアウト。
7時過ぎ。「み」さんがチェックアウト。
10時前。師匠とサトリさんがチェックアウト。

祭りが、終わった。

皆さん本当に本当にありがとう。
心から幸せな千秋楽、幸せな一ヶ月でした。



12月29日追記。
カウンタの回りの早さに少々おびえております。
あくまでも私の目から観た千秋楽の光景です。録音等しておりませんので、ご挨拶の件のように記憶違いも多いと存じます。どうぞその点ご承知おきくださいませ。

更新は1月8日までしない予定です。
皆様良いお年をお迎えくださいませ。
そして。
組長さんの「ケロ!」という呼び声に「はーーーーーーーい」と会場からちょっと笑いがおきてしまうほどに長いお返事をして。
紋付袴姿の汐美真帆が姿をあらわした。
ゆっくり階段をおりる。一度も下を見ずに。劇場全体を見渡しながら。ムラの時はマイクの前で見渡してたけど、東宝では階段をおりながら見渡すことにしたのか。
ムラよりもお化粧の男役度を低くしたのか、袴姿とチグハグにはならない範囲内におさまっている。
大きな拍手。エンディーと檀ちゃんからお花。白の胡蝶蘭だけの、長い豪華なもの。

そして。
わたしたちへの、メッセージ。
「過ぎ去った時間はもう戻らないけれど、育んだ愛しさの記憶は残り、胸の中で、いつかプラチナになります」
そう、わたしたち、ケロファンだけにわかる、共有した空間を思い起こさせるメッセージ。
「我が人生幕が開く。新しい人生に向けて、歩んでゆきます」

ディナーショー。血と砂。こんなことを言われて、泣かずにいられようか。ケロちゃん、ずるいよ。

あと何だっけ。ここまでの部分も歌詞そのままを除いて自信ないです。明日スカステのニュースで全然違うこと言ってたらどうしよう。こっそり直せばいいか。
何だっけ。他にも歌詞や台詞ちりばめられてたのかな。最初の一言だけでもうダーっときてしまった。しっかり聞かなきゃいけなかったのに。
「ありがとうございます」って言ってから「まだ見ぬ未来へ、行ってまいります」で締めたのは覚えてるんだけど。ありがとうございます、の前は何だっけ。
ああ、自分の記憶力の悪さがうらめしい。明日の7時のニュースを待つしかないか。

(28日追記。ニュースを見て余りの違いにこっそり直すことすらできません。もうなんか概ねガセネタ流した気分。ごめんなさい。著作権とかまずいのかもしれませんが以下全文です。
「失った時間はもう戻らないけれど、育んだ愛しさの記憶はいつまでもいつまでも私の心の中に、そしていつの日かプラチナになることでしょう。我が人生幕が開く、明日から新しい舞台が始まります。同じ時間をともに生きた全ての皆さんに、今まで本当にありがとうございます。そして、まだ見ぬ未来へ、行ってまいります」)

ジェンヌさんの退団挨拶はたいてい「ありがとうございました」で終わるから「行ってまいります」での締めはなんとなく座りが悪かった(笑)。拍手が入るまでに微妙な間があった。それでも本人の清々しさ、潔さを見てると、ああ、こういう風に締めたかったのね、と納得いく部分もあったり。まあそれ以前に、本人がニコニコしてるのが悔しいくらいに、泣かされていたし。

つづいてみっこさん。こちらはムラ楽と同様感極まっている様子。でも落ち着いて、ゆっくりと話されていた。お手紙もムラと同内容だったけれど、ご挨拶も同じような感じだった。

ワタさんのご挨拶。ああ、何ていってただろう。退団者のことも言ってたけれど。ごめんなさいワタさん、ケロちゃん見つめるのに必死で覚えていません。

ケロちゃんはひたすら清々しくて。音楽が入る。あれ?曲は何だった?さよなら宝塚だったっけ?
トウコちゃんの手を握る。ムラ楽のときはトウコちゃんが泣き崩れるのを見かねて、っていう感じだったけど、今度はケロちゃんのほうが握りたかった感じに見えた。(いやトウコちゃんボロ泣きみたいでしたけどね。)ケロちゃん当たり前のように手を伸ばしてて。握ったままで手を振るのもムラと同じ。
ただ今度はカーテンコールで幕が再度あがってもまだ手を繋いでるということはなかった(笑)でもすぐまた握るんだけどね。
2回目のとき、幕が上がると舞台上は退団者とワタさんの4人だけ。ワタさんが3人を押し出そうとするんだけど、ケロちゃんがワタさんの手をとり結局4人一緒に前に出てお辞儀。それから、ワタさんが「何か言い残したこと無いの?いいのよ言って」というようなお尋ね。3人ともそれぞれに「大丈夫です」って言ったあと、みっこさんが「この、星組が、大好きです」と言ってケロちゃんもカノチカちゃんもうんうんとうなづいていた。ケロちゃんはとにかく幸せそうだった。

 ☆

出待ち。ものすごい人波。これだけの人たちがケロちゃんを見送りに来ている。もちろんケロちゃん目当ての人ばかりではないけれども。でも本人にとっては何と幸せなことだろう。

シャンテ側に2列になってガードに入る。後ろにはみっこさん会、更にその後ろに開演中からガードの場所取りをしていてくれたのであろうトウコちゃん会が何列か。歩道にはカメラを構えたギャラリーが何重にもなっていて。だから結果的に車道はかなり狭くなり、劇場側の歩道と合わせても、いわゆる「花道」はそんなに幅がないものとなっている。ということは結構近い位置をケロちゃんが通るということか、と妙に緊張。

何の前触れもなく、お花を持った紋付袴のかのちかちゃん登場。かのちかちゃんの会は楽屋口近くの位置だったらしく、そこでエールを受けてからこちらに歩いてくる。かわいいかわいい。かわいすぎてどうしよう。丁寧に左右に頭を下げながらゆっくり歩いていく。ちょっと驚いたことにオープンカーで去っていった。

かのちかちゃんは行ってしまった。次はウチだ。もう来てしまうのか。終わってしまうのか。楽屋口を注視する。ドアが開くたびにどきどきして。何度かの空振りのあと、楽屋口の中で歓声らしき声。ああ、あの人が見送られている、愛する仲間たちの歓声に。

ケロちゃんが現れた。手に持った胡蝶蘭と同じくらい白い肌。美しい、透き通った笑顔。手を振りながら、うなずきながら、ゆっくりとこちらに歩いてくる。一生懸命拍手。もはや拍手でしか感謝を伝えられない。目の前を通り過ぎてゆく。まぶしい。美しすぎて、またお茶会のときの遠いオーラをまとっているように見えて悲しくなる。遠ざかってゆく。歓声。フラッシュ。笑顔。泣き声。

いちばん端、芸術座前の曲がり角に到達してこちらに向きなおるケロちゃんにむけて「男役、汐美真帆ここにあり!14年間お疲れ様でした!」。自分も参加してて何だが、この長い列の大人数での掛け声がよく揃うものだと驚く。ケロちゃんは「皆様の愛を胸に、絶対に、幸せになります!」と言ってくれた。絶対に幸せになる。「み」さんの書かれていた「幸せは意思」を思い出す。しばらく公的な写真を撮っている様子。(このときはそんなこと想定しなかったのだが27日のサンスポにこのときの写真入りで記事が載っていた。嬉しい。)それが終わって車に乗り込む前、もう一回何か叫んでいたが、最後の「まーす!」しか聞き取れず。隣から伝言のように回ってくる。「汐美真帆、卒業いたしまーす」だって。そう、卒業なんだ。そして投げキス。いつもの赤い車に乗り込んで去ってゆく。最後まで一生懸命手を振る。行ってしまった。暖かい、愛のある卒業式。不思議と涙は出なかった。

  ☆

2列になったままはけ、そのまま誘導にしたがって集団でフェアウェルパーティ会場へ移動。真っ白の200人くらいの集団が夜の日比谷を移動してゆく。さぞかし異様な光景だったろう。仕方が無いこととはいえ、みっこさんを見送れなかったこと、ワタさん檀ちゃんトウコちゃんはじめ星組子皆に感謝の拍手ができなかったことがすごく心残り。本当に、今の、このメンバーの星組での退団公演は、ファンにとっても幸福だった。
そして、最後の「ドルチェ・ヴィータ!」の幕が開く。

ドルチェ・ヴィータ。作品も大好きだけれど、今日はケロちゃんのためにここにいる。ただひたすらケロちゃんを追い続ける。

プロローグ。モモカちゃんを抱きしめていた。またいろんな人と目を見交わして。
瞳子ちゃんはケロちゃんの手を握っていった。
セーラーケロしい。抱きついて、抱き合って。いろんな人とからだをぶつけあって。
ムラ楽と違って花売り娘からのプレゼントはなくてちょっと残念。
コーザノストラ。そこで笑顔になっちゃ違うんじゃ?と思いながらももう全てがいとおしい。
ドルチェちゃんからのキスもなくてちょっと悲しい、というか拍子抜け。
乗船場面、ワタさんから白バラ一輪をもらい、投げキスを返して。
その後本舞台に出てくるときにそのバラを胸ポケットに挿していた。落ちそうではらはらしてたら、エンディーのところへ行くときにやっぱり落ちて、その後はずっと手に持っていた。
アリデヴェルチ。ムラ楽同様みっこさんとおそろいの白いコサージュ。みなみちゃんへの溶けるような笑顔。いつも以上の甘やかさがありえたのかと瞠目。その後の舞台上でのみんなの拍手はなしでまたちょっと拍子抜け。
銀橋。笑顔。笑顔。まぶしい。嵐がきて、ワタさんに姫だっこしてもらっていた。嬉しそう。ワタさんありがとう。
そして、白スーツ。
水の精にかこまれて橋の後ろにスタンバイしているとき、橋の上のトウコちゃんを見上げているのは前からだけれど、今日はさらに上に手を伸ばしていた。本当はそこではまだディアボロを見ては、ましてや笑顔を見せてはいけないはずだけれど。でも、そんなところも何ともケロちゃんらしい。
歌、相変わらず歌いにくそうだけど、汐美真帆としての気持ちが込められていた。拍手の渦。そして銀橋へ。なぜそんなにすがすがしい笑顔ができるのですか。ちらりと見えたトウコちゃんはすでに涙目。そして、音楽の終わりでケロちゃん「トウコ!」と掛け声。師匠は後で「あの掛け声はアリなの?!あんなことやっちゃっていいの?!」と言っていたけど、私はやると思ってた。いいじゃない、トウコちゃんとケロちゃんだもの。ゆうしいすずみんがはけて二人きりの銀橋、ケロちゃんがトウコちゃんを思いっきり抱きしめる。トウコとケロ、不思議な縁のふたりの物語に一つの区切りが打たれる。トウコちゃんはもう泣いている。ケロちゃんは笑顔。去るものはいつも笑顔。
スパニッシュ、男役汐美真帆ここにあり。美しい、美しい男役。長い腕、伸ばした指先の美しさ。掛け声「千」「秋」「楽」「皆様良いお年を」。「ラク!」は思いっきり男役らしく決めてくれた。これまでカマしたりして遊んでたのはこの前振りかとおもうほどに。でもなぜだろう、いつも掛け声を入れる男役5人で前に出てくるところでは掛け声入ってなかったような。ワタさんがすれ違いざまに肩に手を置く。去ってゆく。男役らしい、すこしキザな笑顔を劇場中に向けて。涙がいぢわるをしてお姿が良く見えませぬ(笑)。
ワタさんとトウコちゃん。そしてワタさんがひとり舞台に残る。
この瞬間、この作品を見まくったことを後悔する気持ちがわきあがった。ワタさんがひとり舞台に残ったら。その後すこしでケロちゃんが、最後の黒エンビ姿で羽根をもって大階段にきてしまう。その時間をもう身体が覚えている。終わりが近づいていることを、身体が知らせている。ワタさん、来ないで。銀橋に出てこないで。あなたが銀橋にきたら、最後のケロちゃんが出てきてしまう。

願いは虚しく訣れのとき。

美しい黒エンビ姿。私があなたに落ちたのも、黒エンビ姿だった。ムラ楽同様お花はつけていない、シンプルな黒エンビ姿。ショー通してお花をつけていたのはアリデヴェルチのコサージュと航海士の一輪のバラだけ。みっこさんはフィナーレもつけていた。ケロちゃん、断ったんだろうか。シンプルな黒エンビにこだわったんだろうか。だとしたら嬉しい。
深々と頭をさげながら「ありがとうございました」と口が動く。ケロちゃんが下手に引っ込みきるまで続く拍手。戻ってくるときにお花つけてたりして、と思ったけどやはりシンプルなまま。いつものように向かいのゆうちゃんと笑顔をかわし、トウコちゃんとは肩をぶつけ合わんばかりのじゃれっぷり。そしてワタさんを見上げる横顔。幸せそうで、楽しそうで。最後の銀橋パレード。いつもよりも口を大きくあけて、きちんと歌おうとしていうように見えた。劇場を隅々まで見渡していた。
幕が下りてくる。これで男役姿は見納めなのか?本当に?信じられない。この人がいなくなるのか?混乱した気持ちのまま、ぎりぎりまで、最後の一瞬までみつめて。

続く拍手の中、組長さんが幕前に。
公演御礼、芸術祭賞受賞御礼、そして、来年のスケジュール。来年だって。来年の宝塚。来年の星組。現実感が無い。
そして、退団者からの手紙。
ムラ楽のお手紙は何だか退団者のお手紙らしくなくて、日記かよっ!って感じだったから、今度はどんなだろう、と固唾をのんでいた。
 16年間の間、つらいこと、くるしいこともあった、特に身内の不幸が何度かあり(ココは父・兄、等、具体的に書かれていたのですが全部は覚えていません。)、そんなときに、そばにいてくれる仲間がいて、舞台があって、笑顔でいられた。というような内容だった。下級生のころにお父さんやお兄さんが亡くなられたのは聞いたことがあるけれど、他にも大変だったんだな、と驚くとともに、そんなことをそこまで具体的にここで言ってしまっていいのだろうか、という気もした。でもムラのお手紙よりははるかに退団者らしかったし、充分感謝の気持ちは伝わってくるものだったと思う。

ふたたび、幕が上がる。

みんなの持ってるお花が、すべて白の、「普通の」ものであることにほっとする(笑)。ムラの時の、あの男役らしくないお花が本人リクエストと聞いたときは「ケロちゃん・・・本当に自分のことわかってなさすぎ・・・」とがっくりきたものだが。今回は誰か助言したんだろうか(笑)

まずはかのちかちゃんがおりてくる。ゆずみさんとすずみんからお花を受け取って。かわいいかわいいかのちかちゃん。でもご挨拶は男前で。そう、彼女はキリッとした役が実は似合う人だった。プラクティカルジョークとか、好きだったなぁ。
とにかく時系列順で書きなぐります。読み苦しいものになると思いますがご容赦下さい。

   ☆

26日、朝。この日のご宿泊客は師匠だけ。

入りの時間にあわせて早起き。前の日はお手紙だのメッセージカードだの慣れないことをしていたので寝るのが遅くなり、4時間睡眠だけど緊張感からかきっちり目が覚める。

ふたりとも異様に無口。いつもなら起きたとたんにマシンガントークなのに。

何とか間に合わせた白い服を着る。
必ずしも全身白い服でなくていいことは知っているけれど、このいかにも「タカラヅカ」な習慣が私は好きなのだ。

無口なまま日比谷に到着。すごい人・人・人。kineさんと合流。

初めて会服に袖をとおす。
その後劇場内で「み」さんにお会いしたとき、会服姿の私に「どこで調達したんですか?!」とびっくりされてしまったけれど、実は最初から千秋楽だけ着るつもりでフルセット購入していたのだ。

ケロちゃんファンとして初めてガードに参加する緊張感で、師匠やkineさんにろくに断りもいわず(ごめんなさい)スタンバイ場所へ。すごい人数。当たり前か。やっぱり全身白の人がほとんど。スタッフさんからリボンで作ったお花をもらう。指を通せるようになっていて、みんなで手につけて使うみたい。すごくきれい。こんなのも手作りなんだろう、大変な労力だろうに。声をそろえてケロちゃんにかける掛け声を書いた紙ももらう。3行あって「覚えられないっ!」と焦ったけれど入り・出・フェアウェルパーティの掛け声を1枚に書いてあっただけで、それぞれは1行ずつでほっとする。
ガードの位置へ移動。いつもハタから見て、整然としたもんだな〜と感心してた集団(十余年前に私がやってたころは今ほど整然としてなかった)のなかに自分がいるのが不思議な感じ。

まずはカノチカちゃん。かわいい。かわいすぎる。帽子以外は全部白で。ビデオカメラに何度もVサインをしていて。

しばらくしてケロちゃん登場。車で横切ったときから、悲鳴に近い歓声。
姿を見て納得。何なんですかそのベールはっ!
銀モールで縁取られたチュールをティアラとともに花嫁風につけて。服は全身真っ白。
すごくきれいだったよ。似合っていたといえないこともないよ。けど、何だかちょっと複雑な気持ちになってしまう。もう男役じゃないんですか?そばの人も「イヤだ・・・」と小さい声で、でも悲鳴のようにつぶやいていた。
でも、本当にきれいだった。笑顔がまぶしい。
片手にこれも銀モールで作られたシャンシャンのような謎の飾り物をぶら下げていて。何だろう、ベールと一緒に同期が作ってくれたのか?と思っていたらその通りだったことが後にフェアウェルパーティで判明した。けれどあれが何で、どのように使うべきものなのかは謎のまま。
私はぼーっとしてお手紙渡すタイミングもつかめずケロちゃんの方から手を伸ばされてしまって「慣れないことするもんじゃない」とちょっと反省したけれど。でもあのきれいな花嫁もどきさんを間近で見れてよかった。

楽屋口の前で大きな声でメッセージを言うケロちゃん。
ああ、何て言ってたっけな。「思いっきり泣いて、笑顔で見送ってください」だけは覚えてるんだけど。「ありがとうございました」も言ってたけど。なんかもっと言ってたけど覚えてない。
ひとつだけ思い出した。「この青空のように」って言ってた。本当にいいお天気だった。寒さもちょっと和らいで、穏やかな一日だった。月並みな言い方だけど、前途を祝福しているかのようだった。

晴れやかな笑顔、なんだけど満面の笑み、というのとは少し違って。やはりどこか、透き通って見えた。

楽屋口に入るギリギリまで手を振っていて。

一緒にしゃがんでいる周りの人はもう泣いてる人が多くて。私は素顔の汐美さんに近づくことに慣れていないので、「私が好きな(舞台上の)汐美さん」と「今目の前にいたきれいな人」を自分の中で結びつける作業に時間がかかってしまい、周りの空気になじめずぼーっとしていた。普段入り待ちをしないから「最後の入り」ということがピンと来ない。

そのままガード続行。

みっこさんが来る。同じ銀モールつきベールを肩にマント風にかけて。かっこいいっ!男役!ケロちゃんもああいう風にしてくれれば良かったのに、とちょっと思うけど、自分がどう見られてるかあまりわかってないオトメなケロちゃんらしくもあり。みっこさんはFCの人それぞれに1輪ずつ白い造花を渡していて。最後までキザでかっこよくて、でもどこかおっとりしていた。

ワタルさんが来る。男前だ〜。この公演、こんなに幸せに過ごせたのはワタさん率いる今の星組だからこそ。その思いはケロファン共通だろう。みんな大拍手で。

周りの空気に乗り遅れて泣けなかったし、掛け声は間違えるし(やっぱり2行目とごっちゃに覚えてしまったらしいですよこの人)お手紙は向こうから手を出されるし、と激しくヘタレなガード初参加だったけど、参加してよかった。ケロちゃんのこと舞台とか素顔とか関係なくすげー好きだと思った。

    ☆

師匠・kineさん・サトリさんと合流して朝食。やっぱり話題はベールのこと。
ムラのお稽古最終日もケロちゃんは花冠をかぶって出てきて、みっこさんは手に持って出てきたことをkineさんが指摘。やっぱりオトメなんだよねぇ、芸風はオヤジ(笑)なのに、という結論に。

    ☆

11時公演。

舞台も客席もハイテンション。大楽より高かったかもしれない、というほど。ああ、何があったっけ?もう記憶が。
コーザノストラ、後ろから檀ちゃんの肩に頭を乗せ、甘えるような形。切ない。
とにかく泣けて泣けて仕方なかった。
    ☆

そして、15時半。千秋楽。

場内はあちらにもこちらにも白い服。自力組(もちろん私もその口)も含めて、相当数のケロファン、退団者ファンが劇場に入れたようだ。私は会のチケットのことは良くわからないけれど、チケットのことで泣く退団者ファンが少なかったようで嬉しい。ワタさん初め他の会の方が多めに回してくれたのだろうか。ありがとう星組。

開演直前、オギーが通路をとおって席に着くのを発見。抱きついてお礼をいいたい気持ち。いや抱きつきませんけどね。

陳玄礼さま、美しい。美しい男役。いろんな人と目を見交わして笑顔。「泣かないでちゃんと観る」が目標だったのに開演10分で泣くなよ私っ。

オウムの場面のワタさんとトウコちゃんのアドリブの中に「良いお年を」という言葉が出てきた。来年の宝塚。ケロちゃんのいない宝塚。

不老長寿薬のくだり、
ケロちゃん「毒見をかねて我々みんなで飲んでみましたが、おいしゅうございました」
ワタさん「何っ?!お前たちでは効き目がわからないではないか」
檀ちゃん「陛下、高力士にも少し試していただいたら・・・」
ワタさん「そうだな、効き目が良くわかるかもしれん」
というような流れになっていた。檀ちゃんの台詞が脚本と全く同じなのに高力士へのフォローではなく落としになっていることに感心。頭いいなあ。誰が考えたんだろう。

最後まで、陳玄礼さまはムラや東宝の初日周辺のような熱さを取り戻さなかった。いつもよりは熱かったけれど、突っ走らなかった。少し淋しい。

タカラヅカ万歳。

2004年12月25日 宝塚
11時。
客席・舞台ともテンション高し。
一因は(少なくともケロちゃんは)マミさんご観劇だったことかな?
マミさんはオレンジのジャケットに黒のパンツで相変わらず「男役」。髪は長めだったけどかっこ良かったです。
ケロちゃん、ショーの最中は隙あらばマミさんに目線を送ろうとしている感じで(笑)セーラーの手を振るのもスパニッシュのウィンクももちろんマミさんへ。本当に好きなんだね・・・。
通常公演だけどスパニッシュでワタさんが掛け声「メリークリスマス!」期待通りですがやはり嬉しい。

15時半。コーナン貸切。
掛け声は「ホーム」「センター」「コーナン」「メリークリスマス」で。
ケロちゃんの「コーナン」の「ーナ」部分がちょっと鼻にかかっていて私的にはツボでした。

なんかもう良く覚えてないや。ごめんなさい。3時半は色々キテしまって泣いてばっかりだったし。

  ☆

なんかあのー、今コレ打ってるの師匠が後ろで見てるんですけど。激しく書きにくいですよ・・・。ただ面白がってるだけで添削してくれるわけでもないし(笑)

あーもー早く風呂でも入ってきてくださいよ師匠っ!

よし、追い払ったぞ。手間のかかる宿泊客だ。
ていうか人の覗いてるヒマあったら自分のトコ更新すればいいのにねえ。そう思いますでしょ?

  ☆

で、出待ち。

なんだかもうケロちゃんの会の人がすごい人数で。ずらーっと白のジャージ。
で、77期は同期4人で何かしてたのか、出の時間が遅くて。エンディーに続いて出てきたケロちゃんが!
銀のサンタさんでした。
ドンキで買ったのかと突っ込みたくなるようなぺらぺらのかわいい銀の上下&帽子。白の縁取り。大きな白い袋からきれいにラッピングされた使い捨てカイロ(笑)をひとりひとり手渡してゆく。きれいな横顔。
最後まで配り終え、お手紙を受け取り終えて、道の真ん中で「明日は千秋楽ですね!最後までよろしくお願いします!」と大きな声で。ガードもギャラリーも大拍手。
でもそこがガードの端っこだったからか、わざわざ今来た道をすごい勢いで走って戻り、もう1回手をふりながら歩いてきてくれた。
笑顔がまぶしくてまぶしくて。ありがとうケロサンタさん。
ギャラリーにも大きなプレゼントでした。

このとき、劇場前は道を挟んで向かい合ったトウコちゃん会とケロちゃん会(他の会は解散済み)という構図だったのですが。
その後トウコちゃんが出て(こちらはいたって普通の出でした)みっこさんが出るまでの間に。

トウコちゃん会からケロちゃん会にむけて「今までご一緒できて幸せでした、ありがとうございました」というようなエールと拍手が!
ケロちゃん会の方々はあっけに取られた後、涙していた様子で。そりゃ感動するよね。つーか観客(?)も感動したもん。
で、ケロちゃん会側からも「こちらこそ幸せでした、ありがとうございました」というような返しがあり、なんとも暖かい空気に包まれた劇場前でした。

いいものを見せていただきました。
うまく言えないのですが「タカラヅカ」というシステムのすごさをみせつけられた気がしました。
タカラヅカ万歳、と叫びたい気分です。

   ☆

その「タカラヅカ」から汐美真帆が旅立ちます。

あと1日。私なりに全霊をこめて、見送りたいと思います。

   ☆

なお、次回の更新は27日の午後以降になると思います。
師匠もどうやら帰阪(27日夜)まで更新するおつもりは無いようです。
舞台上でのハプニングの多い日でした。ケロちゃんは関係ないけど。

お芝居。
立ち回りで、安禄山の長い鉾?(剣?槍?よくわかりません)を玄宗と安禄山が取り合う感じになるところで、安禄山の手が離れてしまった!
どうする玄宗?・・・・そのまま安禄山に返してました(笑)
サトリさんの一言。「あの時返してなければ楊国忠死なずにすんだのに〜」確かに。でも芝居変わっちゃうから・・・。

誓いのかんざし返品シーン、髪にひっかかったらしくかんざしがなかなか外れない〜。結局かなり力技で抜いたのか、ほつれた髪が一筋出てしまって。でもそれを直すしぐさも色っぽくてまたヨシ!な楊貴妃様。
でもここ、音楽があるので間に合うかどうかはらはらしました。かなりギリギリだった。檀ちゃんはちょっと動揺してる感じだったけどワタさんの落ち着きっぷりが印象的でした。

ショー。
スパニッシュのところで、前場から水の精の羽根が一枚落ちたままに。
ワタさん&娘役3人のあたりまでは落ちたままで、ワタさんが踏んだりしてて滑らないかとはらはらしてたら、娘役総参加のあたりで檀ちゃんが拾い、手に持ったまましばらく踊って。檀ちゃんがワタさんに絡む直前にカノチカちゃんの手に。(その後カノチカちゃんがキンさんに投げて落としちゃってたらしいけど私は見ていません:ケロちゃん出てきちゃってたからね)
さっと拾ってそのまま踊り続ける檀ちゃんの男らしさ、カノチカちゃんの連携に感心しました。

ケロちゃんは今日も元気。
セーラーケロしいも仲良し。
なぜか今日もコーザノストラからセンターパーツで。イブだからサービスのつもりかしら。
たまにセンターパーツだと萌えるけど、どっちが好きかといえば普段の髪型のほうが好きなんだけどな〜(笑)
ドルチェ抱きはがばっとウェストあたりを抱きしめるパターン。久々に見たわ。やっぱ見納めかな・・・。
(サトリさんの更新を受けて追記:キスは寸止めだったと思う。楽までおあずけかな〜)
2階に会の人が多かったためか、2階席への目線多し。久々にウィンクもあり。私も2階センターだったので得した気分。嬉しい〜。
ワタさんにも至近距離からウィンクしてたなぁ。

スパニッシュの掛け声、ワタさんが「クリスマスイブにようこそ」とやってくれて客席大拍手。

またうっかり出待ちもしてみました。

ケロちゃんは濃いピンクのロングコート。
今日はFCの人たちもお手紙だけじゃなくて何らかのプレゼントを渡している人が殆ど。どういうものをプレゼントしてるんだろう。こういう場で渡すくらいだからそんなに高価なものではないのかな。でもみんなそれなりに気合い入ってるんだろうな。
そういう好意を受けることが当然な立場を失うことは、恐ろしくないんだろうか。そういう世界に14年間いた人が、一般社会になじめるものなのだろうか。でもいつかは断ち切らねばならないものではあるし。
などと勝手なことを考えている間にお手紙&プレゼント渡し終了。
去り際に
「良いクリスマスイブをお迎え下さい」と言っていたようだった。
そうか、「お過ごし下さい」じゃないのか、アナタにとってはまだクリスマスイブは来てないのか、とややウケ。でもまあここまではお仕事ってことかな、とちょっと淋しい気持ちになったり。ここにいる人たちにとっては今アナタが向けた笑顔が一番大事なクリスマスイブの思い出になるんだよきっと。

ワタさんはFCの人全員にそれぞれ何かプレゼントを配っていた。大人数だから時間がかかるので、ワタさんを眺めるのにも飽きてしまい(笑。しつこいようですがそもそも私入り出にそんなに興味ないので)もらっているFCの人を観察。いやあ、みんな本当に「幸せそうな表情」になるんですね。マジいい顔。タカラジェンヌってすごいなあ、人をあんな表情にさせてしまう力があるんだ。なんだか感動した。

   ☆

去り際のケロちゃん、「明日は前楽ですね、頑張りましょう!」とも言っていた。

そう、明日は前楽。

   ☆

私にとっては、明朝7時、師匠が当ホテルにチェックインされたときが、祭りの終わりの始まりになる。

あと2日。4公演。

あと3日。

2004年12月23日 宝塚
もうタイトルが思いつきません。切羽詰った気持ちばかりです。

  ☆

まずは私信。
ウチの3333番って「み」さんでしたか!
う〜ん、こりゃ相殺ですねぇ。ていうか我々ってば身内でカウンタ回しまくってるだけってこと?!
なーんだ。なら安心して書きたい放題書こう(笑)

  ☆

結局阪急貸切も入手し、本日もダブルヘッダー。

11時公演。2階席だったこともあり、芝居はかなり寝てしまった。午前中弱いんだ私・・・。3時4時までネットやってれば当たり前か。

休憩時間にkineさん、サトリさんと合流。何か普通に合流してるけどkineさんって関西在住でしたよねぇ確か(笑)

最後の休演日が終わり、舞台全体にテンションが高い感じ。

日替わり関係。
セーラーケロしい。しいちゃん会総見だったらしく、出てきてすぐ2階席に手を振りまくるしいちゃん。かわいいー。いつものように二人分の荷物を一旦取ったケロちゃん、いつもと違ってあっさりしいちゃんに荷物を返して、しいちゃんはちょっと拍子抜けって感じだったかな?>kineさんサトリさん、補足あればよろしくお願いします。
で・・・。
あんまり書きたくないんだがコーザノストラ再登場シーン。
コーザノストラ汐美ってばコーザノストラ立樹の手をえんえんと握っていたわけですよ。
腕つかみとか肩に手を置くまではともかく・・・手ですか・・・。普通野郎同士で手は握らないってばよケロちゃん・・・ほんとにアナタ腐女子ですかと問い詰めたくなったよ・・・。
そのせいでサトリさんには勝利宣言されるし。(19日および20日の日記ご参照下さい)何なんだよあの二人は〜っ!(「だからデキてるんだって」という師匠とサトリさんの声が聞こえてきそうだ。あ、えーっと私がフォローするのもなんですがkineさんは中立(?)らしいです)

ドルチェ抱きは(私の好きな)腕を添わせて手を握るパターン。このパターンを見られるのも最後かもな、という思いが頭をよぎる。今日は頬に手を寄せる前に檀ちゃんに逃げられてしまっていた。

2階のセンターだったのでちょっと期待していたスパニッシュのウィンクは今日もなし。ちぇっ。

先週木曜日の疲れていたケロちゃんの記憶があるから、休演日明けの今日はちょっと怯えていたんだけど、元気そうで安心した。

   ☆

ランチのお店に入って注文を待っているときに、kineさんがクリスマスプレゼントをくれた。びっくり。しかも白いFROG STYLEのカエル君ぬいぐるみ。Merry Christmasのリボンを羽根みたいに背中にしょって。クリスマスツリーの話、覚えててくれたんだ。
うれしいうれしいうれしいよお。ありがとうkineさん。
このあとサトリさんからもクリスマスプレゼントをもらう。白いテディベア君とバスジェルのセット。
うれしいうれしいうれしいよお。ありがとうサトリさん。
泣きそう。みんなやさしい。テンパってワケわかんないことばっかり言ってる退団者ファンにすごくやさしくしてくれる。
このやさしさをちゃんと返せるひとになりたいです。

   ☆

3時半。阪急貸切。ぎりぎりにちょいと後ろ暗い方法で入手(早い話が高額入手)した1列上手。この前師匠があちら側に行けたあたり。でも私には師匠のような感性の持ち合わせはないことはわかっているので彼岸に行くことは望まず、単純にミーハーに楽しむことにする。

でも見ていてふと思ったんですけど、師匠が彼岸に行けたのって、第一にはもちろん感性の問題なんだけど、背が高いせいも多少はあるんじゃないですかね?いや足が長くていらっしゃるのでそんなに座高は高くないですけどね、それでも私よりは座ったときの目の位置高いですよね。私があの位置から見てると、どうしても舞台は見上げるものになるので、同化という感覚は得にくいように思ったんですが。

芝居。1列なのに周囲のオチ率の高さに驚く。良かったですね、師匠だけじゃないですよ!私も一応ずっと起きていたけど何度か気が遠くなりかけたし。すごい芝居だな「花舞う長安」。1列でもオチるって・・・。

えーっと。とにかく近かったんで皆さんおきれいですね、と。中でもやっぱり檀ちゃんですね。そりゃあの楊貴妃に甘えられれば何でもするよ・・・。

陳玄礼さま関連では「この唐の国すべてが陛下のものでございます」のあとの上手への引っ込み時に皇甫惟明を一瞬にらんでた。いつもやってるのかな?いつもは背中しか見れないからなぁ。

貸切の司会は秋園美緒さんだった。目の前で見る素顔のそんちゃんはとにかく笑顔がかわいいお嬢さん、って感じ。
「リリーマルレーン歌って〜!」って言ってみようかな、などと考えてから、「みんないなくなる」ことに気づく。かよちゃん、そんちゃん、かのちかちゃん。そしてまとぶんも星組を去る。もちろん変化があるのは仕方ないけれど早すぎて気持ちがついていかない。
ケロちゃんも貸切の司会しちゃったりするんだろうか。司会得意だもんなあ。複雑・・・。そのときセンターに立ってるのは誰だろう。「○組主演男役、○○○○さんからご挨拶をいただきます」(さて、誰を入れますか?)

ショー。やっぱり興奮する。何がなんだか。ケロちゃん美しすぎる。
ごめんなさい、どうも文章にならないのでいつもどおり日替わり関連だけ報告します。

セーラーケロしいはケロちゃんがしいちゃんの荷物を投げちゃうパターン。でも今日はしいちゃんが荷物をとったあと拗ねちゃってケロちゃんを無視(笑)なんだかそのほうが痴話げんかっぽくてラヴいんですが・・・。
コーザノストラ再登場は肩に手を置くパターンでホッとした(笑)
ドルチェ抱きは頬に手を寄せて振り向かせてキスしようとして逃げられる、って感じ。本当に「切ない」表情が何ともたまらず。
掛け声は「阪急!」「交通!」「社!」「旅をするなら阪急交通社」だったんだけど。「シャ!」って掛け声としてありえないじゃないですか?!もうねぇ、笑いを取ろうとしているとしか思えない。声裏返してるのもわざとだと思うあれは。

私の隣の人もケロちゃんファンのようで号泣しまくっていた。緑野師匠が横にいるのか?と思ったくらいに(笑)そしたら確かにワタさんが優しかった。ワタさん・・・いい人だ・・・。

   ☆

kineさん、サトリさんと出待ち。
出待ちなんていつ以来だろう。ムラの千秋楽は花の道で待ったけど、普通の日の出待ちなんて本当に久しぶり。心のどこかに焦燥感があって、何もかもやっておかなければ、見ておかなければ、と思っているのだろう。

ケロちゃんは全身黒っぽい格好。暗かったのでよく覚えてないけど。細くて細くて、でも思ったより元気そう。ガードの人ひとりひとりに「ありがとう」ってちゃんと言いながらお手紙を受け取るのが何ともケロちゃんらしいなぁ。

風が結構あって、かなり寒かった。こりゃ楽は相当防寒しないと大変そう。

   ☆

今日は飲み無しの食事だけにしたので乾杯もなし。26日に乾杯する内容、ひとつは決めておきましたよ。>緑野師匠、「み」さん

   ☆

明日も出待ち、しようかな。イブだからなんかイベントありそうだしね。所詮ギャラリーだけど、楽しそうだもん。

あと3日。あと5公演。

21日2回公演報告。

2004年12月21日 宝塚
・・・・ってなぁ、報告することがなくなってきました。ごめんなさい。

何だかどんどん自分が空っぽになって、ただただ美しいケロちゃんを受け入れてるだけ、って感じです。

本当に、このひとが、いなくなるのでしょうか。

     ☆

えーっと。それでも頑張って日替わり関連。
ケロしいセーラーズは今日も仲良し。
ドルチェ抱きは昼夜とも肩抱き。夜はドルチェちゃんが頬に手を当ててくれました。

夜はトウコちゃんちの会総見だったから銀橋での投げキスあるかなぁと思ったんだけど無かった。でも先週末くらいからここの笑顔はすごいことになってる。トウコちゃんが涙目に見えるのは気のせいじゃないと思う。そういえば振りの途中でケロちゃんウィンクしてたな。

ウィンクといえば「み」さんが18日の日記で書かれていた2階席へのウィンク、最近はやったりやらなかったり。一旦見上げるのは絶対やるんだけど。今日は1階前方、お知り合いらしきあたりへ投げてたっぽい。昼の部幕が下りる本当に直前、特定の位置に向けて「ありがとー」って口が動いていた。そんな、律儀っつーか公私混同っつーかスターらしくないっつーか、なところもいとおしくて仕方が無い。

すみません、今日はこれだけ。

明日は最後の休演日。少しは休んで、その後に待ち構える怒涛の4日間に備えてほしいなあ。

   ☆

あと5日。あと7公演。

敗北宣言撤回。

2004年12月20日 宝塚
本日観て、「タイミングが違う」ことに気付きました。
まだまだ戦うぞ〜(笑)

後でまた書きます。

今度はラインナップ祭りですか・・・・。来年も宝塚はあるんですねぇ(←当たり前)。遠い目。

☆ ☆ (ここで時間が経過している) ☆ ☆

というわけでっ!
昨日コーザノストラ汐美のコーザノストラ立樹に向けたウィンクを図らずも目撃してしまい、腐女子ーズへの敗北宣言をいたしましたが。

本日観劇時に昨日のウィンクのタイミングをチェックしなおしたところ
「あれはしいちゃんに向けたものではない」ことを確信しました。

再登場シーン、コーザノストラ汐美はえっらく細かい演技をしているんですが。
1.二人で出てくる
2.真ん中の状況(ワタさんに仲間がやられっぱなし)に気づいてしいちゃんに何かささやく(ここはまだ余裕な感じ)
3.しいちゃんを追って本舞台へ出てくる。ここで真ん中の状況(多分シビさんがワタさんを仲間に誘ったこと)に異議がある様子で「オイ!」みたいな感じになる
4.真ん中の状況(多分ワタさんが仲間になるのを断ったこと)が自分の意に染まったらしく「良しっ!」って感じに嬉しそうになる

っていうのが大体の流れです。正直なところ私はケロちゃんしか見てないので、真ん中の流れとの連環は映像と音楽からの類推ですが(笑)

で、昨日私が目撃したウィンクは「4」のときなのです。しいちゃんが振り返るのは多分これより前、「3」のあたりですよね?(しつこいようですが今日もケロちゃんしか見てませんけれど何となく雰囲気で感じました)

つまりですね〜、あのウィンクはコーザノストラ立樹に向けたものではなくて、「よっしゃ思ったとおり!」っていう喜びを表したか、むしろシビさんに向けて「だからオレが止めたじゃねーか」っていう肩すくめに近いニュアンスのものではなかったかと思うんですよ。うん。

我ながら鼻息荒いですがっ!
負けないもんっ!コーザノストラ汐美は○モでも○イでもないもんっ(笑)

  ☆

すみません、くっだらない内輪揉めです(笑)
でもね〜、腐女子連に包囲されるのもなかなかつらいのよっ。ピュアファン(笑)としてはっ。

・・・・・残り少ない観劇、そんなことに気を取られてていいんだろうか私・・・。

ていうかこれ私ひとりで発見して騒いでるだけだということにやっと気づいた・・・。完全なマッチポンプだ・・・(恥)

  ☆

20日13時半公演報告。

鳳蘭さまと星奈のユリちゃんご観劇でした。
ユリちゃんは相変わらず美人さん。っていうか雰囲気美人なのかな〜どこか「姫」の空気をまとわせてますよね。
ケロちゃんももうすぐ「OG」というカテゴリになるんだなと思ったり。ううっ。

陳玄礼さま、ちょっとずつ熱さが戻ってきているかな?

ドルチェヴィータ抱きは基本に戻って肩抱きパターン。これが実は一番表情が見やすいからそれはそれで嬉しい。

んーと。あと何かあったっけ〜?ああ、セーラーけろしいはまた追いかけっこ。本当に「つかまえてごらんなさぁい」って聞こえてきそうだよ・・・。

トウコちゃんがちょっと調子悪そうかな?声とか抑え気味な感じがした。送り出すほうも色々大変なのだと思う。あと1週間、みんな何とか乗り切って欲しい。

   ☆

先週木曜日の日記に、「ケロちゃんが透き通ってきて受けとめきれない」と書いた。
「透き通る」・・・・端的に言って、「疲れて」いるようだった。
疲れているのに美しくて、心がどこか別のところにあるようで、それが「透き通って」いるという印象につながったのだと思う。

週末に見た舞台のケロちゃんは、とても元気そうで、そんなに透き通ってもいなくて、私はホッとした。

なぜ木曜日なんだろう、休演日の翌日なのに。どうして疲れてたんだろう。

退団者は色々と忙しいらしい。お茶会でも「退団者としてやらなきゃいけないことが沢山あって、舞台の前後はそういうことをやっていて結構大変」というような話をしていたし。
そういう諸々の「こなさなくてはいけないこと」が休演日には山積みになっていて、それで疲れちゃうんだろうか。

ケロちゃんは気ぃ遣いさんだから、関係各方面全てに失礼にならないよう、無意識に「完璧な退団者」を目指して頑張りすぎてるんじゃないか。多少の失礼があっても無理しないで欲しい、というのはファンの勝手な要望だろうか。
退団者なんだから、周囲に甘えてもいいんじゃないかと思う。追い立てられるのではなく、余裕をもって空気を感じていて欲しいんだけど。センチメンタルになる余裕が無いほうが却って幸せなんだろうか。
等々、推測していると切りが無い。こちらも余裕がなくなってるんだろうな。

とりあえず、今日も舞台のケロちゃんは元気そうでホッとしている。

   ☆

今更「花舞う長安」に突っ込んでも仕方がないんだけど。
楊貴妃の死の場面で、楊貴妃はあの「誓いのかんざし」をしていないことに気づいた。
似たようなデザインのものは刺さってるけど、色も大きさも違う。
あそこではあれを挿しているべきだと思うんだけど・・・。「誓いの証として常に身につけてる」ってことにもなるし、返品シーンにもつながってくると・・・。
私見ですが、やっぱり雑な作劇だなぁと思いました。

   ☆

残り全公演観るつもりだったのに、勘違いで阪急貸切だけ押さえてないことに気づいた。しょぼん。kineさんがご覧になるそうだしまあいいか。サバキ出なさそうだもんなぁ・・・。

   ☆

あと6日。あと9公演。
タイトル、サトリさんの真似をしてみました。午後公演についてはサトリさんちをご覧下さいませ(笑)

11時、OMC貸切です。

掛け声は「オー!」「エム!」「シー!」「使って便利なOMCカード!」だったんですが。
この、ケロちゃんの「シー!」がっ!
吐息交じり、っていうんですかね、あのハスキーな声の魅力全開でっ!こちらは客席で悶絶でございましたわハイ。

もう一つ悶絶。ドルチェヴィータ抱きですが。
後ろから下のほうに手が行くんで手を握るパターンかな?と思って見てたら・・・・
ふともも触ってましたよふとももっ!
昼間っから何やってんでしょうかコーザノストラ汐美・・・。いや嬉しいけど。

あ、サトリさんの15時半報告に無かったので補足。(そりゃ担当違うんだから無くて当たり前だよ・・・)
ここ、午後はドルチェちゃんが振り向いてケロちゃんの顔を両手で引き寄せて・・・キスしてくれるか?と思いきや寸止めで去っていってしまいました。ケロちゃんの切ない顔がまた良しっ!そして未練がましく投げキスするのが更に切なくて良しっ!

それからこれも15時半のほう。白スーツ、まだ本舞台にいるときにトウコちゃんと交差する感じで踊るところ、私は2階前方下手端からケロちゃんをオペラグラスでピン撮りしてたんですが。「あれ、今、振りちょっと変じゃなかった?」と思って。でも全部振り覚えてるわけじゃないし、トウコちゃんの振り見てないので確信が持てなかったんですが・・・トウコちゃんの手を握った直後、ぎりぎり横向きのケロちゃんの顔が一瞬だけだけど崩れたっ!絶対!まだ「第二の男」だから真面目な顔してなきゃいけないのに素で笑っちゃってた!本当に一瞬で、正面むいた時には戻ってたけど。あの顔を見て、やっぱ振り間違えたんだって確信したよ・・・。かわいいなぁ・・・。(もう何でも許せるらしい)

11時公演、セーラーのところのしいちゃんとケロちゃんがおっそろしく薄くてですね。ケロちゃんなんて奥のほうに行って花売り少女達に手を振ったりしてて。
私は腐女子じゃないんでそれはそれで可愛かったし構いませんが、隣の緑野師匠は明らかに落胆してらっしゃいましたね〜(笑)
終演後「あの人たち師匠の(14日の)日記読んだんじゃないですか〜?!」なんて言っていじめてたんですけど。でも午後公演はまたラヴい感じに戻ってたんで、気まぐれだったんですかね。

その一方で。コーザノストラなんですけど。
しつこいようですが私は腐女子じゃないんで、師匠やkineさん、サトリさんが「コーザノストラしいケロはデキてる判定」してるのに一人で反抗していたんです。肩に手を置いてようが腕をつかんでようがそんなもん関係あるか!お前ら腐りすぎじゃ!ってなもんですよ。

で本日11時。下手寄りの、かなり前方にて観劇してたんですが。
コーザノストラ再登場後。ケロちゃんがしいちゃんの肩に手を置いて何かささやく。ここまではいつものこと。センターにしいちゃんが出てくる。それを追う形でケロちゃんが出てきて・・・・

はいーっ?
今、アナタ、ウィンクしましたかっ?!
誰にっ?!

・・・・・・・私は(ケロちゃんしか見てないから)知らなかったんですけど。師匠やサトリさんによれば、センターに出てきたしいちゃんはケロちゃんを一旦振り返るらしいですね・・・・。

それ私は下手の前方からオペラ使ってたから見えたけどさ。横向きだし、暗いし、ほとんどの観客には見えないと思うよ・・・。観客サービスにすらなってないよ・・・。そんなにコーザノストラ立樹が好きなのか・・・。

はい、わかりましたよ・・・・。
コーザノストラーズはデキてますっ!意味も無くウィンクをする程度にはっ!

しかもこれ、緑野師匠は「振り返るしいちゃん」を見るのに必死で気づかなかったらしい・・・・。まさに緑野師匠のためにあるようなウィンクだったのに、本当に意味がないというか・・・。

というわけで、端で見ると色々(余計なものも。笑)見えるんだなぁ、という日でした。

    ☆

貸切の時は、フィナーレの階段上でケロちゃんは周りの娘役さんたちを一瞬見回します。とても幸福そうでこちらも嬉しくなります。

    ☆

今日は昼公演・夜公演ともにケロちゃんがとてもとてもニコニコニコニコしていて、ムラの楽を思い出して切なくなりました。
今日あたりから、化粧前は白なんでしょうか。

    ☆

あと7日。あと10公演。

 
  ☆ ☆ ☆
最後になりましたが私信です。

魔法使いの弟子さま、暖かいお気遣いありがとうございます。
・・・・ていうか、オレなんかのファンって!おたおた。うろうろ。
(小心者ドリー震撼。初めて「公開ファンレターなんて書いてごめん師匠」と思いました・・・。)
あと1週間、壊れる一方ですがよろしくお願いいたします。
魔法使いの弟子さまのご贔屓様には、ケロちゃんの男役DNAが何らかの形で受け継がれていると信じております。今後、影ながら応援させていただくつもりです。

VISA貸切。

2004年12月18日 宝塚
掛け声は「三井!」「住友!」「ヴィザカード!(←巻き舌気味、かつカマし気味)」
「世界で使えるビザカード!」でした。

アリデヴェルチ以降、前髪なしのオールバック風になっていて、オールバックで落ちた私はとても嬉しゅうございました。

ホテルオーナーとしてバタバタしてますのでこれだけ。

今ね〜師匠に日記更新しないと泊めてやんない、って「ミザリー」みたいな脅迫してるんですけどね〜、自パソじゃないとダメだから帰ってから、だってさ。ちぇっ。

  ☆

あと8日。あと12公演。

1 2