いやもう、なんか皆さん、どちらかというと緊張してらっしゃるって感じですね
「ねえ、私も緊張して来ました、今日は」
あ、そうですか?
「はい」
でも、あの、ここにいらっしゃる前になんと献血をしていらしたって。汐美さんらしいと思ったんですけど
「そうなんです、献血しちゃいました」
まだ、なんか、エネルギー、パワーが余ってるっていう感じですか
「なんですけど、400取ってもらう予定だったんですけど、200しかダメですっていわれて。なんか、まだお疲れみたいです、わたくし。献血してきちゃいました」
どうしてまた献血をしようと
「私ずっと献血したくて(強調。会場笑)あの、なんかねえ、誰かの役に立ちたくて、と思って。相手はどなたかわからないけど、なんか、あの、ずっとずっとそれが夢だったんですけど。やっぱり在団中は、なかなかね、やっぱりちょっと、献血して、舞台ふぅ〜なんてなったら、ねえ、大変なので、できなかったんですけれども。今日トークショーの前に、あ、献血していこうと思って。献血・・・朝10時から、してきまして」
普通はお仕事終わってからするっていうんだったらわかるんですけれども、お仕事の前にっていうのが
「でも、これを、こうしゃべったら、皆さんも献血しにいってくれるかなあと思って」
本当にあの、世界の平和とか、人の幸せってことを、人のためのことばかり考えてらっしゃるんですね
「いやあ、それが趣味なんですよ、ほんとに。なので、なんか、200しか取っていただけなかったので、なんか、赤ちゃんとか、お子さんに、私の血が行くらしいんですけども。なんか、ね、ちょっとでも、世のため人のためになれば、いいかなと思って。あの、献血行くと、あの、お菓子とか飲み物が無料なんですよね。それで、私は、初回、初めての献血だったので、沢山水分を取ってくださいといわれて、もう5・6杯飲まされて。なんかでも、色んな、ポタージュスープとかココアとかホットコーヒーとか、あと色んなのがあって。結構、血について」
血について?
「血液について色んなこう話を聞いたりして、あ、へえ、なるほどなあって、勉強になりましたね。なんか自分の体のことなのに、知らないことって沢山あるなあと思って。なんかもっと血液について勉強したいなと(笑)」
いくら『血と砂』をやったからって
(会場笑&拍手)
「うまい!さすがですね(笑)」
さてこれからのこと、みなさんほんとにね、心配してらっしゃるかと思いますけれども
「あ、心配(笑)」
心配ですよね、あ、首振ってらっしゃる、心配じゃないですか?だってお嫁にいく可能性も無いし
(会場笑)
「可能性(笑)無いですねぇ」
好きだっておっしゃった、ビックジュールだ八右衛門だヨーゼフだなんてねえ、いませんものね
「ねえ、いませんよね」
そうすると、何をなさりたいと思ってらっしゃるんでしょうか
「はぁ〜、特にないですね、今はやっと、こう、まあ、音楽学校いれて、16年間だったんですけれども、16年の荷物ってすごいなと思って。それを整理整頓するのに、もう今いっぱいいっぱいだったので。やっと整理整頓ができて、ほっとできたかな、というか、今日までにやり遂げなきゃと思ってたんで。で、あの、東京に何日か前に来させていただいて、で、ちょっと、身体も動かさなきゃなと思って、レッスンに」
レッスンに?何のレッスンですか
「ダンスですね、踊りのレッスンに。ちょっとね、急にね、動かさなくなると多分どっか悪くするだろうなって。みんなからこう、言われてたので。絶対どっかおかしくなるよ、って言われてたので。まあちょっとずつ、リハビリじゃないですけど。でも、多分、アイーダの集合日が、ついこないだ、あ、王家に捧ぐ歌の集合が多分昨日か一昨日だったと思うんですけど。それと、変わんないじゃないと思って。私ももしそこに行ってたら、そこから身体動かすんだから、私のほうが多分動いてると思って。整理整頓で」
まだ、宝塚時計なんですね、身体が
「だと思うんですけどね」
思わず集合日行かなきゃとか思いませんでした
「あ、それはなかったですね。でもちゃんと、あの、トウコとエンディーには、ちゃんと集合日にね、時間、大丈夫?って。二人でちゃんとね、あのー、時間言い合いっこして行ってねってちゃんとメールしました」
でなんて返ってきました?
「あ、わかりました、と。ありがとう、ってメールが返ってきました」
そういう意味では、安蘭さんもさみしいでしょうね、同期がいなくなっちゃって
「ねえ、もう千秋楽の日・・・なんかたまたま、CSの、私の千秋楽のビデオを見る機会がありまして、それを拝見させていただいたら、もう安蘭さん、ぼろぼろで。よくぞ、一日こう勤められたねっていう。良く頑張ったねって、なんか褒めたいですね」
同期で、あの、からみあう場面とかって言うのは、どんな気持ちでしたか
「やっぱり私もねえ、沢山の方を見送ってきたんですけれども・・・。やっぱり、辞めるほうより見送るほうのほうが、やっぱりさびしいものだなと思いますね。退団者は退団者なりにさびしいんですけども、辞めたらまあ、自分は自分でいれるんですけども。あの、送るほうっていうのはそこがなんかやっぱり空っぽになっちゃう感じがしちゃって。自分の分身じゃないですけれども、なんか、どっかがなくなっちゃう感じがして、なんかさびしい思いも沢山してきたんですけれども。そういうのを知ってるので、見送るほうも大変だな、と」
そうすると、安蘭さんには、今なんて言ってあげたいですか
「『大丈夫?・・・生きてますか?』って。でもね、エンディーさんもいるし。二人で助け合って。あの、一番それが心配だったんですよ。トウコと、エンディーを残していくのが、私とミキコの二人の心配事だったんですね。それが一番不安な材料だったんですよ。退団にあたって。二人いっぺんにやめちゃうし。なので、あの、二人で力をあわせて頑張っていってほしいなと思うんですけどね、はい」
やっぱり、同期ってあらためて素晴らしいと思われたでしょ?
「うん、あの、下級生の頃って言うのはやっぱり自分も若いしみんなも若いし、やっぱり、ねえ、ライバルでもあるじゃないですか。で、その中で、まあ、ぶつかりあいながら、でも共に学びながら、歩んでいくんですけれども。やっぱりこの学年までくると、ある程度自分の気持ちも固まったりとか、ねえ、自分の・・・何でしょう、宝塚における、こう、地位というんでしょうか、も決まってくるし。で人数もどんどん少なくなっていくじゃないですか。そうするとやっぱり、団結力じゃないですけど、仲間意識がやっぱり強くなるし。あの、お稽古の合間とかも、必ずご飯食べるときは同期でご飯も食べに行ったりするので、そういうのがやっぱりどんどんどんどん、上級生になるごとに強くなるし。で今回はね、二人いっぺんにね、辞めちゃったのでね、あとの二人は、多分、こういうベール作ったり、色々大変だったと思います」
これからは宝塚は観にいらっしゃいますか
「はい、時間があれば、行きたいなとは思いますけども、今は時間がないですね、なかなか、はい。でも、あの〜時間を作って、みんなの頑張ってる姿を観にいきたいなと思っておりますが」

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